シカゴ先物にサヤ寄せする格好から、やや買い先行で始まることになりそうだ。
日経225先物はナイトセッションで32200円まで売られた後に切り返し、一時32430円まで買われた。狭いレンジでの推移ではあるが、足もとでのリバウンド基調は継続している。昨日の日経平均は朝方に31830円まで売られ、節目の32000円を下回った後は、自律反発の動きを見せていた。明確な底打ち感はないものの、先週の大幅な調整に対するリバウンドが意識されやすいだろう。
ただし、今週は週末が祝日となるほか、それに伴いSQが1日早まる。決算発表もピークを迎えていることから、積極的な売買は手控えられやすいだろう。東証プライムの売買代金は7月28日の5.7兆円をピークに減少傾向にあり、昨日は3.4兆円だった。商いが膨らみづらい需給状況のなかでは先物主導のインデックスに絡んだ商いに振らされやすい面もあるため、次第に様子見姿勢が強まる可能性はありそうだ。
物色としては決算を手掛かりとした、短期的な値幅取り狙いの動きになるだろう。また、昨日決算を発表したレーザーテック<6920>の今期計画は増益を見込むものの、コンセンサスを下回っていた。半導体回復の遅れは想定されていたこともあり、売り一巡後の動向が注目されそうだ。そのほかの決算ではティラド<7236>、フジテック<6406>、SANKYO<6417>、日製鋼所<5631>、ラウンドワン<4680>、日山村硝<
5210>、東芝テック<6588>辺りが注目されよう。
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