東京株式(前引け)=続伸、買い戻し優勢も上値に重さ
きょう前場の東京株式市場は買い優勢で始まり、朝方は日経平均は水準を切り上げたが、買い一巡後は上値の重い展開で前場後半に上げ幅を縮小した。前日の米国株はNYダウ、ナスダック指数ともに軟調だったが、下値に対するボラティリティは低下しており、東京市場でも過度な不安心理が後退、寄り付きは買いが先行した。日経平均は一時260円弱の上昇をみせたものの、その後は戻り売りに押される展開となった。円高一服を受けて自動車株が強い動きを見せる一方、非鉄、海運株などが軟調だった。
個別ではトヨタ自動車<7203.T>が上昇、ファナック<6954.T>、キーエンス<6861.T>なども買い優勢だった。日本電産<6594.T>、ミネベアミツミ<6479.T>なども堅調。日精エー・エス・ビー機械<6284.T>、シンクロ・フード<3963.T>がストップ高に買われダイトロン<7609.T>、イノテック<9880.T>が値を飛ばした。東洋鋼鈑<5453.T>も物色人気。半面、任天堂<7974.T>が軟調、ソニー<6758.T>も売りに押された。SUMCO<3436.T>も軟調。東洋エンジニアリング<6330.T>が大幅安となったほか、タカラトミー<7867.T>、イソライト工業<5358.T>も急落した。
出所:株経ONLINE(株式会社みんかぶ)
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