東京株式(大引け)=268円高、ほぼ高値引けで21年3カ月ぶり2万2000円台
大引けの日経平均株価は前日比268円67銭高の2万2008円45銭と大幅続伸。東証1部の売買高概算は19億9118万株、売買代金概算は3兆1008億7000万円。値上がり銘柄数は1592、対して値下がり銘柄数は368、変わらずは69銘柄だった。
きょうの東京市場は買い優勢でスタートした後、日経平均がいったん伸び悩む場面はあったが、前場後半から買い直され一気に水準を切り上げた。前日の欧米株市場が総じて買われ世界的なリスクオンの流れは続いている。米国株市場では好決算のハイテク株が牽引する形でNYダウが反発、外国為替市場でも1ドル=114円台前半と円安に振れたことが全体相場に追い風となった。前日にECB理事会はテーパリング(量的緩和縮小)を決めたが、今後の縮小は緩やかなものにとどまるとの見方が、投資家心理にポジティブに作用している。メガバンクをはじめ銀行株が買われたことも全体地合いを良くした。値上がり銘柄数は全体の8割近くに達し、全体売買代金は3兆円を上回る活況だった。
個別では売買代金トップの三菱UFJフィナンシャル・グループ<8306.T>が高く、ファーストリテイリング<9983.T>も上昇。任天堂<7974.T>、ソフトバンクグループ<9984.T>なども買いが優勢だった。日立製作所<6501.T>も堅調。宮越ホールディングス<6620.T>が連日のストップ高となったほか、システナ<2317.T>、富士電機<6504.T>も値幅制限いっぱいに買われた。幸楽苑ホールディングス<7554.T>、本多通信工業<6826.T>なども急騰、東洋建設<1890.T>も物色人気となった。
半面、SUBARU<7270.T>が売られ、富士通<6702.T>も大幅下落。セイコーエプソン<6724.T>が急落したほか、東京応化工業<4186.T>、ゴールドクレスト<8871.T>の下げも目立った。双信電機<6938.T>は値下がり率トップ、豊和工業<6203.T>も売られた日新製鋼<5413.T>、サンケン電気<6707.T>も安い。
出所:株経ONLINE(株式会社みんかぶ)
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