同社グループが提供するデザインへのニーズは、企業の経済活動の活発化ならびに社会全体の正常化傾向を背景に堅調に推移し、当第3四半期累計期間の売上高は大幅な増収となった。内訳としては、従来からの主戦場である「オフィス」領域が前年同期比10.9%増の30.05億円であるのに対し、「商業施設・都市開発・環境設計・その他」領域が同111.1%増の30.79億円となっており、両領域とも伸長する中でオフィス以外の領域での伸長が大きく、過半を占める構造となっている。一方、販売費及び一般管理費に関しては、前年から大幅増となっているものの、その増加要素については、DAFT about DRAFTのミラノサローネ等大型展示会への出展費用や旧オフィス二重家賃等のオフィス移転関連費用、陣容拡大に伴う人件費増などとなっており、いずれも計画通りの発生であることから、販売費及び一般管理費全体でも計画内運用となっている。ただし、売上高が前年を大幅に上回ったこと、また売上総利益が売上高以上に伸長していることにより、営業損益は黒字化となった。
2023年12月期通期については、売上高が前期比26.7%増の105.00億円、営業利益が同619.7%増の7.80億円、経常利益が同756.2%増の7.50億円、親会社株主に帰属する当期純利益が4.50億円とする8月14日に上方修正した連結業績予想を据え置いている。
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