日経平均;39,385.49;+447.95TOPIX;2721.83;+22.68
[寄り付き概況]
9日の日経平均は447.95円高の39,385.49円と反発して取引を開始した。前日8日の米国株式市場は反発。ダウ平均は126.13ドル高の42,080.37ドル、ナスダックは259.02ポイント高の18,182.92で取引を終了した。中東情勢の緊迫化懸念が緩和し、寄り付き後、上昇。NY連銀のウィリアムズ総裁などが小幅な利下げ選択肢も存続することを示唆すると一時相場は売られた。ただ、押し目からはソフトランディング期待や人工知能(AI)の強い需要期待に半導体エヌビディア(NVDA)などハイテクが買われ、相場を支援し、再び上昇。終盤にかけて上げ幅を拡大した。
今日の東京株式市場は買いが先行した。昨日の米株式市場で主要指数が上昇したことが東京市場の株価の支えとなった。中でも、ハイテク株比率が高いナスダック総合指数が1.45%上昇、主要な半導体関連銘柄で構成するフィラデルフィア半導体株指数
(SOX指数)が1.33%上昇と、ダウ平均(0.30%上昇)に比べ上昇率が大きく、東京市場でハイテク株や半導体関連株の株価支援要因となった。また、外為市場で1ドル=148円00銭台と、引き続き円安・ドル高水準で推移していることが東京市場で安心感となった。一方、昨日の海外市場で米長期金利が高止まりの動きだったことが株価の重しとなったほか、引き続き中東の地政学リスクが懸念されたが、寄付き段階では買いが優勢だった。今日は国会で党首討論が行われ、衆議院が解散となる予定。
セクター別では、精密機器、サービス業、電気機器、水産・農林業、化学などが値上がり率上位、鉱業、その他製品、鉄鋼などが値下がりしている。東証プライムの売買代金上位では、アドバンテスト<6857>、リクルートHD<6098>、テルモ<4543>、三越伊勢丹<3099>、ENEOS<5020>、ディスコ<6146>、レーザーテック<6920>、HOYA<7741>、住友林<1911>、メルカリ<4385>、富士通<6702>、ニトリHD<9843>、KDDI<9433>、フジクラ<5803>などが上昇。他方、INPEX<1605>、任天堂<7974>、東電力HD<9501>などが下落している。
<CS>
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