米国株上昇や為替の円安傾向を受けて、東京市場は買い優勢で取引を開始した。日経平均は39000円台を回復してスタートした後は、値がさ半導体株も高安まちまちな上、積極的な買いが手控えられたことなどから39000円を挟んだもみ合いとなった。
日米政治イベントなどが意識されて様子見ムードは強まっており、プライム市場の売買代金は3.6兆円台に留まった。
大引けの日経平均は前日比70.56円高(+0.18%)の38981.75円となった。東証プライム市場の売買高は14億3152万株。売買代金は3兆6276億円。業種別では、医薬品、機械、銀行、精密機器、海運などが上昇した一方、石油・石炭製品、電気・ガス、ゴム製品、陸運、不動産などが下落した。東証プライム市場の値上がり銘柄は46.0%、対して値下がり銘柄は48.5%となっている。
日経平均採用銘柄では、2024年4-12月期の連結純利益が前年同期比52%増の742億円になるとの見通しを発表したディスコ<6146>が買い優勢となったほか、富士電機<
6504>、SMC<6273>、ファナック<6954>、クボタ<6326>など機械株もしっかり。また、三菱UFJ<8306>、三井住友トラスト<8309>など金融株も買われた。このほか、大塚ホールディングス<4578>、フジクラ<5803>、ソシオネクスト<6526>、HOYA<7741>
なども上昇。
一方、ルネサスエレクトロニクス<6723>、スクリーンHD<7735>、レーザーテック<6920>など半導体株の一角が売られたほか、中国関連銘柄の資生堂<4911>、安川電機<6506>の下げもやや目立つ。このほか、良品計画<7453>、ソニーグループ<6758>、アサヒグループ<2502>、住友鉱山<5713>、三井化学<4183>などが売られた。
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