大引けの日経平均は前日比327.36円高の28542.11円となった。東証プライムの売買高は9億2587万株、売買代金は2兆1699億円だった。セクターでは陸運業、空運業、精密機器などが上昇。一方、鉱業、電気・ガス業、海運業が下落した。東証プライムの値上がり銘柄は全体の68%、対して値下がり銘柄は26%となった。
個別では、ソフトバンクG<9984>やファーストリテ<9983>、資生堂<4911>、オリンパス
<7733>、三菱自<7211>、村田製<6981>、ダブル・スコープ<6619>などが高く、メルカリ <4385>やエムスリー<2413>などのグロース(成長)株、東エレク<8035>やルネサス
<6723>など半導体関連株も堅調だった。また、新型コロナ水際対策の緩和期待から、JAL<9201>やANAHD<9202>などの空運株、JR東<9020>や京急<9006>、京成<9009>などの電鉄株、エイチ・アイ・エス<9603>やOLC<4661>などの旅行・レジャー関連株が買われた。個別の材料では、中間期営業利益が第1四半期段階の減益から増益に転じた鎌倉新書<6184>、第1四半期営業損益が前年同期の赤字から黒字に転じたgumi<3903>がストップ高となり、今期営業黒字転換予想を発表したエイチーム<3662>、業績予想を上方修正したオハラ<5218>、自社株買いを発表したカネカ<4118>などが物色された。
一方、三菱重<7011>、INPEX<1605>、武田薬<4502>、トヨタ<7203>などが安く、川崎汽船<9107>、日本郵船<9101>などの海運株、三菱UFJ<8306>など金融株の一角が軟調だった。個別の材料では、特別損失を計上したポールHD<3657>、第3四半期営業利益の伸びが鈍化したクミアイ化<4996>が安く、今期営業損益黒字転換予想を発表した鳥貴族HD<3193>も朝高の後は下げに転じた。 <FA>
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