東京株式(大引け)=45円高、米雇用統計前も欧米株高の流れ受け3日続伸
大引けの日経平均株価は前日比45円23銭高の1万9691円47銭と3日続伸。東証1部の売買高概算は16億3044万株、売買代金概算は1兆9028億円。値上がり銘柄数は1222、対して値下がり銘柄数は663、変わらずは138銘柄だった。
名実ともに9月相場入りとなったきょうの東京市場はリスク選好ムードのなかで、日経平均は上昇基調を継続した。前日の欧米株市場が総じて堅調だったことで、投資家心理が強気に傾いた。外国為替市場では1ドル=110円近辺の推移と前日より円高で推移していたことや、日本時間今晩に米雇用統計など重要経済指標の発表を控え、積極的な買いが入りにくい面もあった。2兆円を再び割り込んだ全体売買代金にもそれが反映されている。ただ、日経平均は後場寄り後早々にマイナス圏に沈むなど失速する場面はあったものの、終盤になるとショートポジションを積み上げていた機関投資家の手仕舞い買い戻しなどが入り、株価に浮揚力が働いた。月初の上昇は15カ月連続となった。
個別では、任天堂<7974.T>が大商いで買い優勢、ソニー<6758.T>も堅調。パーク24<4666.T>が値を飛ばし、ANAホールディングス<9202.T>も上昇した。イマジカ・ロボット ホールディングス<6879.T>、アクリーティブ<8423.T>が大幅高となったほか、GSIクレオス<8101.T>も物色人気。日東紡<3110.T>が大きく買われ、フージャースホールディングス<3284.T>、市光工業<7244.T>なども買いを集めた。
半面、KLab<3656.T>が安く、enish<3667.T>は急落。NTT<9432.T>が軟調、日本電産<6594.T>も売りに押された。クラウディア<3607.T>が大幅安となり、日本冶金工業<5480.T>、スターティア<3393.T>などが大きく値を下げた。フルキャストホールディングス<4848.T>、リログループ<8876.T>が下落、ディー・エル・イー<3686.T>も安い。
出所:株経ONLINE(株式会社みんかぶ)
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