日経平均株価
始値 27369.66
高値 27389.30(09:02)
安値 26948.22(13:53)
大引け 26987.44(前日比 -836.85 、 -3.01% )
売買高 12億1859万株 (東証プライム概算)
売買代金 2兆8954億円 (東証プライム概算)
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■本日のポイント
1.日経平均は836円安と大幅続落、2万7000円割れに下落
2.米5月CPIが予想を上回る上昇率となりインフレ懸念が台頭
3.為替も1ドル=135円台と24年ぶりの円安水準に下落する
4.東エレクやレーザーテク、ソニーGといったハイテク株が安い
5.東ガスや関西電、中国電など電力・ガス株が買い優勢で堅調
■東京市場概況
前週末の米国市場ではNYダウは前日比880ドル安と3日続落した。5月CPIの高い伸びを受けて金融引き締め加速が警戒され幅広い銘柄で売りが優勢となった。
週明けの東京市場では、日経平均株価は大幅続落。米5月消費者物価指数(CPI)が市場予想を上回る上昇率となりインフレ懸念が強まるなか、この日の東京市場ではハイテク株などが軒並み安に売られた。
前週末10日に発表された米5月CPIは前年同月比8.6%上昇と市場予想を上回り、40年5ヵ月ぶりの水準となった。インフレ懸念が高まるなかNYダウが急落した。この流れを引き継いだ週明けの東京市場は、朝方から売りが膨らむ展開となり、日経平均の下落幅は800円を超え、5月27日以来となる2万7000円割れに下落した。為替市場では、円安が進み一時1ドル=135円10銭台と98年以来、約24年ぶりの安値をつけた。ただ、ハイテク株や自動車株が軟調に推移した。
個別銘柄では、レーザーテック<6920>や東京エレクトロン<8035>といった半導体関連株が安く、ソフトバンクグループ<9984>やソニーグループ<6758>、任天堂<7974>が値を下げた。トヨタ自動車<7203>やホンダ<7267>といった自動車株が軟調で、日本郵船<9101>や川崎汽船<9107>など海運株も下落した。第1四半期決算が好調だった三井ハイテック<6966>も買い一巡後に値を消した。メルカリ<4385>や楽天グループ<4755>も売られた。
半面、三菱重工業<7011>やリミックスポイント<3825>、JT<2914>が高く、KDDI<9433>や東京海上ホールディングス<8766>が値を上げた。ANAホールディングス<9202>や日本航空<9201>がしっかり。東京ガス<9531>や関西電力<9503>、中国電力<9504>など電力・ガス株が高い。
日経平均へのプラス寄与度上位5銘柄はKDDI <9433>、大塚HD <4578>、JT <2914>、明治HD <2269>、日ハム <2282>。5銘柄の指数押し上げ効果は合計で約6円。うち3円はKDDI1銘柄によるもの。
日経平均へのマイナス寄与度上位5銘柄は東エレク <8035>、SBG <9984>、ファストリ <9983>、ダイキン <6367>、信越化 <4063>。5銘柄の指数押し下げ効果は合計で約320円。
東証33業種のうち上昇は5業種。上昇率の上位5業種は(1)電気・ガス業、(2)水産・農林業、(3)食料品、(4)空運業、(5)保険業。一方、下落率の上位5業種は(1)機械、(2)電気機器、(3)輸送用機器、(4)サービス業、(5)非鉄金属。
■個別材料株
△CAICAD <2315> [東証S]
カイカエクスチェンジがIEO実施検討に向けスケブと覚書締結。
△ラクーンHD <3031> [東証P]
23年4月期営業利益15%増と自社株買い発表を好感。
△鳥貴族HD <3193> [東証P]
非開示だった22年7月期経常は黒字浮上へ。
△ユークス <4334> [東証S]
第1四半期経常益63%増で上半期計画を超過。
△フォトシンス <4379> [東証G]
TBS系情報バラエティ番組「がっちりマンデー!!」で紹介される。
△トビラシステ <4441> [東証P]
第2四半期営業益2%減ながら通期計画進捗率55%。
△窪田製薬HD <4596> [東証G]
「Kubota Glass」が米国で医療機器の登録完了。
△フリークHD <6094> [東証G]
三菱UFJモルガン・スタンレー証券が目標株価を2500円へ引き上げ。
△大泉製 <6618> [東証G]
フェローテク <6890> [東証S]が子会社化へ。
△トーホー <8142> [東証P]
23年1月期業績予想の上方修正と増配発表を好感。
▼フリービット <3843> [東証P]
23年4月期は営業減益見通し。
▼ブレインズ <4075> [東証G]
22年7月期業績予想を下方修正。
東証プライムの値上がり率上位10傑は(1)トーホー <8142>、(2)gumi <3903>、(3)ラクーンHD <3031>、(4)トビラシステ <4441>、(5)鳥貴族HD <3193>、(6)エンシュウ <6218>、(7)ビーエンジ <4828>、(8)CRE <3458>、(9)芦森工 <3526>、(10)ウィズメタク <9260>。
値下がり率上位10傑は(1)ラクスル <4384>、(2)三井ハイテク <6966>、(3)フリービット <3843>、(4)ポールHD <3657>、(5)インフォMT <2492>、(6)サムコ <6387>、(7)アイスタイル <3660>、(8)シーイーシー <9692>、(9)SREHD <2980>、(10)オイシックス <3182>。
【大引け】
日経平均は前日比836.85円(3.01%)安の2万6987.44円。TOPIXは前日比42.03(2.16%)安の1901.06。出来高は概算で12億1859万株。東証プライムの値上がり銘柄数は332、値下がり銘柄数は1457となった。東証マザーズ指数は653.98円(33.17円安)。
[2022年6月13日]
株探ニュース
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