1311.22円と続伸して取引を開始した。米株高を引き継ぐなか、外国為替市場で1ドル=151円台まで円安・ドル高が進み輸出株などの株価が大きく上昇した。また、トヨタ自<7203>が午後の取引時間中に業績予想の上方修正を発表し、企業業績の改善期待が一段と高まった。日経平均株価は終日堅調に推移し、高値引けとなった。
大引けの日経平均は前日比742.80円高の31601.65円となった。東証プライム市場の売買高は19億4396万株、売買代金は4兆8360億円だった。セクター別では、輸送用機器が上昇率トップとなり、証券・商品先物取引業、電気機器などが上昇率上位に並んだ。下落は空運業のみとなった。東証プライム市場の値上がり銘柄は79%、対して値下がり銘柄は20%となっている。
個別では、東エレク<8035>やレーザーテック<6920>などの一部の半導体関連株、トヨタ自<7203>ホンダ<7267>などの自動車株、三菱UFJ<8306>や三井住友FG<8316>などの金融株が堅調に推移。また、三菱商事<8058>や三井物産<8031>などの商社株、川崎船<9107>や郵船<9101>などの海運株も上昇。ほか、ファーストリテ<9983>、ソフトバンクG<9984>、ソニーG<6758>、オリエンタルランド<4661>、キーエンス<6861>、信越化<4063>、など幅広い銘柄が上昇した。7-9月期は市場予想大幅上振れで通期予想を上方修正した村田製作所<6981>が急騰、ワコム<6727>、飯野海運<9119>、日本電子<6951>、が値上がり率上位となった。
一方、業績下方修正で減益幅が拡大したアドバンテ<6857>、通期業績上方修正もコンセンサス水準届かず出尽くし感が優勢となったソシオネクスト<6526>などは軟調に推移した。ほか、日本航空<9201>、住友林業<1911>、大塚商会<4768>などが下落。また、23年9月期業績の下振れ着地を嫌気されたM&Aキャピタル<6080>がストップ安売り気配、スミダコーポレーション<6817>、電通国際情報サービス<4812>、アドウェイズ<2489>が値下り率上位となった。
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