為替の円高進行一服を受けて、寄付き後の日経平均は33600円台まで買われたが、米国市場がまちまちだったことなどから失速。指数インパクトが大きいファーストリテ<9983>が下幅をじりじりと広げたことなどが影響して、日経平均も前日比マイナス圏での推移となった。後場入り後、225先物にまとまった売りが入り下げ幅を広げる場面は見られたが、トヨタ自<7203>など自動車株がしっかりだったことから大引けにかけては下げ幅を縮小。5日移動平均線を上回って取引を終えた。
大引けの日経平均は前日比75.45円安(-0.22%)の33464.17円となった。東証プライム市場の売買高は12億8510万株、売買代金は3兆818億円だった。セクターでは、鉱業、石油・石炭製品、海運業、小売業、非鉄金属などが下落した一方、その他製品、輸送用機器、その他金融業、電気・ガス業、建設業などが上昇した。東証プライム市場の値上がり銘柄は63%、対して値下がり銘柄は32%となっている。
日経平均採用銘柄では、225先物が売られたことが影響して、ファーストリテのほか、ファナック<6954>、東エレク<8035>など日経平均指数インパクトが大きい銘柄の下げが目立ったほか、出光興産<5019>、住友ファーマ<4506>もさえない。その他の銘柄では、新株予約権の権利行使条件達成の可能性が高まったことからクスリのアオキ<3549>が急落した。
一方、楽天グループ<4755>が、楽天モバイルの契約数が600万回線を突破と発表したことから3日続伸したほか、個人投資家を中心とした買い観測などを背景に、任天堂<7974>が16年ぶりに上場来高値を更新。また、SOMPOホールディングス<8630>、DIC<4631>も買われた。その他の銘柄では、前日に株式分割を行ったソシオネクスト<6526>が流動性向上期待から大幅高となった。
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