Verily社のImmune Profilerプラットフォームと、当社グループのGPCR構造ベース創薬技術を融合し、新たな創薬ターゲットを選定
当社グループとAlphabet傘下のVerily Life Sciences LLC(以下、「Verily社」)は、炎症性腸疾患(IBD)を適応症とした最初のGタンパク質共役受容体(GPCR)ターゲットの検証と選定に成功しましたのでお知らせいたします。
これはVerily社の持つ免疫プロファイリング能力と、当社グループの持つGPCR構造ベース創薬(SBDD)技術を集約した、2022年に発表した研究開発提携の成果です。両社は、遺伝子および機能ゲノミクスのデータを用い、コンピュータ上での高度な解析と研究所での実験による実証を経て創薬ターゲットを選定することで、ターゲットと疾患との関連性を高い信頼性をもって検証し、臨床試験成功の可能性を大幅に向上させます。
Heptares Therapeutics社長で英国研究開発ヘッドのマット・バーンズは、次のように述べています。「当社のSBDDプラットフォームは、複数の疾患領域でのGPCR創薬ターゲットに対する前臨床および臨床候補化合物の創出において、非常に生産性が高いことが証明されています。当社が長年にわたって蓄積してきたGPCRの解析技術と、Verily社のImmune Profiler技術から得られる優れた知見を組み合わせることで、最初の創薬ターゲットを迅速に発見、検証、選定することができました。私たちは、この研究開発提携による重要なマイルストンの達成に大変満足しており、本ターゲットを初期創薬段階に進めるだけでなく、世界中の患者さまに利益をもたらす可能性のある将来のプログラムのために、さらなる免疫関連ターゲットの選定を図ります。」
Verily社独自のImmune Profilerは、Verily社の研究所で行われる免疫細胞の精密な表現型の分析と、それらの膨大なデータを処理する高度なコンピュータ技術を組み合わせた、未だ十分に解明されていない免疫機能、特に遺伝的要因に影響される免疫機能の全体像を解き明かす、次世代の免疫解析プラットフォームです。Immune Profilerの高度な解析技術は、IBDの治療における個別のGPCRターゲットを特定するために用いられ、その他の免疫疾患における免疫機能を調節し、疾患を改善する新たな機会を提供する可能性を秘めています。
Verily社の分子科学部門ヘッドであるCharlie Kimは、次のように述べています。「18ヵ月前に白紙の状態からスタートしたにも関わらず、遺伝子および免疫ゲノミクスの解析結果を駆使し、極めて迅速にいくつかのGPCRターゲットを抽出することができました。このような短期間でコンセプトから新規ターゲットの検証までたどり着けたことは、Sosei Heptares社とVerily社の協力が非常に効果的であることを、はっきりと物語っています。」
欧州クローン&潰瘍性大腸炎患者連合会(The European Federation of Crohn's & Ulcerative Colitis Associations: EFCCA)によると、世界のIBD(クローン病または潰瘍性大腸炎)の患者数は1,000万人と報告されています。米国ではIBDの有病率は2001年から2018年にかけて増加しており、英国では、最近の研究で、IBDの症例が2006年から2016年の間に33%増加していることがわかっています。IBDの治療法はなく、ステロイドや免疫抑制剤などの現在の薬物療法が病気の進行を遅らせるために用いられていますが、その効果はさまざまです。手術は合併症のリスクとクオリティ・オブ・ライフ(QOL)への影響を伴いますが、標準的治療が無効な場合の唯一の選択肢であり、大部分のIBDの患者さまにとって依然として必要な治療法となっています。
以上
Verily社について
Verily社は、Alphabetの子会社で、プレシジョン・ヘルスを実現し、人々がより健康的な生活を送れるよう支援するために、調査・研究、ケア、ヘルス・ファイナンシングを重視しています。当社は、テクノロジー、データサイエンス、ヘルスケアの接点で独自の地位を確立し、エビデンス構築を加速するツール、よりパーソナライズされたケアを可能にする製品、コストをより予測しやすくするアプローチを開発しています。Verily社のImmune Profilerは研究用にのみ利用可能です。詳細についてはverily.comをご覧いただくか、immuneprofiler@verily.com までお問い合わせください。
Sosei Heptaresについて
当社グループは、フルセットのバイオ医薬品企業であり、世界をリードするサイエンスによって人生を変える医薬品を生み出すことをミッションとし、日本発の国際的なリーディングバイオ医薬品企業になることを目指しています。
当社グループは、英国における世界をリードするGタンパク質共役受容体(GPCR)をターゲットとしたStaR(R)技術、構造ベース創薬(SBDD)ならびに初期開発力と、日本における経験豊富な臨床開発力および商業化事業とを組み合わせ、グローバルに事業を展開しています。
これらの能力を活かし、神経疾患、免疫疾患、消化器疾患、炎症性疾患など複数の治療領域において、新薬候補物質の幅広いパイプラインの創出および研究開発の加速に取り組んでいます。当社グループは、自社開発、あるいは大手グローバル製薬企業や新興バイオ医薬品企業との提携を通じて、日本および世界の患者さまのため価値創出につながる医薬品の開発を図ります。
当社グループは、東京、大阪、ロンドン、ケンブリッジ、ソウルの主要拠点で事業を展開しています。
「Sosei Heptares」は、東京証券取引所に上場しているそーせいグループ株式会社(証券コード4565)のコーポレートブランドです。「そーせい」、「Heptares」、当社グループのロゴおよびStaR(R)は、当社グループの商標または登録商標です。
詳しくは、ホームページhttps://soseiheptares.com/をご覧ください。
LinkedIn: @soseiheptaresco
Twitter: @soseiheptaresco
YouTube: @soseiheptaresco
当社グループとAlphabet傘下のVerily Life Sciences LLC(以下、「Verily社」)は、炎症性腸疾患(IBD)を適応症とした最初のGタンパク質共役受容体(GPCR)ターゲットの検証と選定に成功しましたのでお知らせいたします。
これはVerily社の持つ免疫プロファイリング能力と、当社グループの持つGPCR構造ベース創薬(SBDD)技術を集約した、2022年に発表した研究開発提携の成果です。両社は、遺伝子および機能ゲノミクスのデータを用い、コンピュータ上での高度な解析と研究所での実験による実証を経て創薬ターゲットを選定することで、ターゲットと疾患との関連性を高い信頼性をもって検証し、臨床試験成功の可能性を大幅に向上させます。
Heptares Therapeutics社長で英国研究開発ヘッドのマット・バーンズは、次のように述べています。「当社のSBDDプラットフォームは、複数の疾患領域でのGPCR創薬ターゲットに対する前臨床および臨床候補化合物の創出において、非常に生産性が高いことが証明されています。当社が長年にわたって蓄積してきたGPCRの解析技術と、Verily社のImmune Profiler技術から得られる優れた知見を組み合わせることで、最初の創薬ターゲットを迅速に発見、検証、選定することができました。私たちは、この研究開発提携による重要なマイルストンの達成に大変満足しており、本ターゲットを初期創薬段階に進めるだけでなく、世界中の患者さまに利益をもたらす可能性のある将来のプログラムのために、さらなる免疫関連ターゲットの選定を図ります。」
Verily社独自のImmune Profilerは、Verily社の研究所で行われる免疫細胞の精密な表現型の分析と、それらの膨大なデータを処理する高度なコンピュータ技術を組み合わせた、未だ十分に解明されていない免疫機能、特に遺伝的要因に影響される免疫機能の全体像を解き明かす、次世代の免疫解析プラットフォームです。Immune Profilerの高度な解析技術は、IBDの治療における個別のGPCRターゲットを特定するために用いられ、その他の免疫疾患における免疫機能を調節し、疾患を改善する新たな機会を提供する可能性を秘めています。
Verily社の分子科学部門ヘッドであるCharlie Kimは、次のように述べています。「18ヵ月前に白紙の状態からスタートしたにも関わらず、遺伝子および免疫ゲノミクスの解析結果を駆使し、極めて迅速にいくつかのGPCRターゲットを抽出することができました。このような短期間でコンセプトから新規ターゲットの検証までたどり着けたことは、Sosei Heptares社とVerily社の協力が非常に効果的であることを、はっきりと物語っています。」
欧州クローン&潰瘍性大腸炎患者連合会(The European Federation of Crohn's & Ulcerative Colitis Associations: EFCCA)によると、世界のIBD(クローン病または潰瘍性大腸炎)の患者数は1,000万人と報告されています。米国ではIBDの有病率は2001年から2018年にかけて増加しており、英国では、最近の研究で、IBDの症例が2006年から2016年の間に33%増加していることがわかっています。IBDの治療法はなく、ステロイドや免疫抑制剤などの現在の薬物療法が病気の進行を遅らせるために用いられていますが、その効果はさまざまです。手術は合併症のリスクとクオリティ・オブ・ライフ(QOL)への影響を伴いますが、標準的治療が無効な場合の唯一の選択肢であり、大部分のIBDの患者さまにとって依然として必要な治療法となっています。
以上
Verily社について
Verily社は、Alphabetの子会社で、プレシジョン・ヘルスを実現し、人々がより健康的な生活を送れるよう支援するために、調査・研究、ケア、ヘルス・ファイナンシングを重視しています。当社は、テクノロジー、データサイエンス、ヘルスケアの接点で独自の地位を確立し、エビデンス構築を加速するツール、よりパーソナライズされたケアを可能にする製品、コストをより予測しやすくするアプローチを開発しています。Verily社のImmune Profilerは研究用にのみ利用可能です。詳細についてはverily.comをご覧いただくか、immuneprofiler@verily.com までお問い合わせください。
Sosei Heptaresについて
当社グループは、フルセットのバイオ医薬品企業であり、世界をリードするサイエンスによって人生を変える医薬品を生み出すことをミッションとし、日本発の国際的なリーディングバイオ医薬品企業になることを目指しています。
当社グループは、英国における世界をリードするGタンパク質共役受容体(GPCR)をターゲットとしたStaR(R)技術、構造ベース創薬(SBDD)ならびに初期開発力と、日本における経験豊富な臨床開発力および商業化事業とを組み合わせ、グローバルに事業を展開しています。
これらの能力を活かし、神経疾患、免疫疾患、消化器疾患、炎症性疾患など複数の治療領域において、新薬候補物質の幅広いパイプラインの創出および研究開発の加速に取り組んでいます。当社グループは、自社開発、あるいは大手グローバル製薬企業や新興バイオ医薬品企業との提携を通じて、日本および世界の患者さまのため価値創出につながる医薬品の開発を図ります。
当社グループは、東京、大阪、ロンドン、ケンブリッジ、ソウルの主要拠点で事業を展開しています。
「Sosei Heptares」は、東京証券取引所に上場しているそーせいグループ株式会社(証券コード4565)のコーポレートブランドです。「そーせい」、「Heptares」、当社グループのロゴおよびStaR(R)は、当社グループの商標または登録商標です。
詳しくは、ホームページhttps://soseiheptares.com/をご覧ください。
LinkedIn: @soseiheptaresco
Twitter: @soseiheptaresco
YouTube: @soseiheptaresco
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