東証プライムの騰落銘柄は、値上がり銘柄が1400を超え、全体の8割近くを占めた。セクター別では、鉄鋼、海運の2業種を除く31業種が上昇。機械、精密機器、金属製品、銀行、保険などの上昇が際立っていた。指数インパクトの大きいところでは、ソフトバンクG<9984>、東エレク<8035>、アドバンテス<6857>、KDDI<9433>、ダイキン<6367>が堅調だった半面、ファーストリテ<9983>、エーザイ<4523>が軟化した。
米メディアが22日、「米連邦準備制度理事会(FRB)が来週に開く米連邦公開市場委員会(FOMC)で『今春に利上げを停止するために労働需要や支出、インフレの鈍化がどの程度必要かを検討し始める可能性がある』」と報じた。これを背景にFRBの利上げが最終局面に達したとの見方が強まった。前日の米国市場では、高株価収益率(PER)銘柄中心に買われ、主要株価指数は続伸した。これを受けて、東京市場でも値がさハイテク株中心に買い優勢となった。また、日経平均が戻りのメドと見られていた200日線(27225円)水準を突破し、昨年12月の日銀ショック前の水準にも達したことから、短期筋による先物への買い戻しも加わり、投資家心理が大きく改善した。
日経平均が200日線を突破したことで、目先は戻り相場が期待されるとの声も出始めるなど、投資マインドは徐々に上向いてきている。しかし、国内では、日本電産<6594>やディスコ<6146>の決算を皮切りに主要企業の決算発表が本格化する。これまでの急激な為替変動で、今年度下期の想定為替レートがどの程度修正されるのか不透明で、今期は堅調な業績でも来期は減益に陥る可能性も排除出来ないと先行きを警戒する向きも多い。このため、企業の業績動向を確認するまでは本格的な上昇は期待しづらいだろう。
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