日経平均株価
始値 21929.01
高値 22194.11(14:48)
安値 21914.96(09:02)
大引け 22158.20(前日比 +310.61 、 +1.42% )
売買高 14億5861万株 (東証1部概算)
売買代金 2兆5467億円 (東証1部概算)
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■本日のポイント
1.日経平均は310円高で4日続伸、北朝鮮リスク後退で買い広がる
2.前日の米株高や円安基調も追い風
3.日経平均2万2000円回復で先物に絡んだ買いを誘発
4.値上がり銘柄数が83%を占め、全33業種中32業種が上昇
5.売買代金は1週間ぶりに2兆5000億円を上回った
■東京市場概況
前日の米国市場では、NYダウは213ドル高と続伸した。好決算を発表したユナイテッドヘルスのほか、シスコシステムズやインテルなどハイテク株が買われ指数を押し上げた。
東京市場では、終始買い優勢の展開。日経平均株価は前日比310円高と大幅に4日続伸。心理的な節目である2万2000円台を2月28日以来、約1ヵ月半ぶりに回復した。
18日の東京市場は終始買い優勢となり、上値を追う展開となった。米主要メディアが17日(現地時間)に「次期国務長官に指名されているポンペオ中央情報局(CIA)長官が、北朝鮮の金正恩朝鮮労働党委員長と面会した」と報じたことを受け、米朝の関係改善が進むとの期待が高まり幅広い銘柄に買いが向かった。前日の米株高や為替の円安基調も追い風となった。前場に当面のフシ目として意識されていた2万2000円台を回復したことで、海外投資家から株価指数先物に売り方のショートカバーが入り、現物市場での裁定買いを誘発して上げ幅が拡大した。東証1部の値上がり銘柄数は1700強と全体の83%を占め、全33業種中32業種が上昇した。売買代金も1週間ぶりに2兆5000億円を上回った。
個別では、ファーストリテイリング <9983> 、ファナック <6954> 、ソフトバンクグループ <9984> など日経平均への寄与度の高い銘柄が大きく上昇した。18年3月期業績予想を上方修正した戸田建 <1860> やMinoriソリューションズ <3822> が大幅高。後場に入って日本郵船 <9101> 、商船三井 <9104> など海運株が一段高となった。また、TOKYO BASE <3415> 、KLab <3656> 、ライオン <4912> 、グリー<3632> 、北の達人コーポレーション <2930> も買われた。
半面、“中古マンションでも不正融資”と報じられたスルガ銀行 <8358> が急落した。アナリストリポートで目標株価が引き下げられたディップ <2379> が大幅安。このほか、ユナイテッド・スーパーマーケット・ホールディングス <3222> 、船井総研ホールディングス <9757> 。オプトホールディング <2389> なども安い。
日経平均へのプラス寄与度上位5銘柄はファストリ <9983> 、ファナック <6954> 、ソフトバンク <9984> 、テルモ <4543> 、ユニファミマ <8028> 。5銘柄の指数押し上げ効果は合計で約112円。
一方、マイナス寄与の上位5銘柄はアステラス <4503> 、東エレク <8035> 、ホンダ <7267> 、花王 <4452> 、武田 <4502> 。押し下げ効果は約12円。
東証33業種のうち32業種が上昇し、下落は鉱業のみ。上昇率の大きかった上位5業種は(1)石油石炭製品、(2)海運業、(3)建設業、(4)不動産業、(5)ガラス土石製品。一方、上昇率の小さかった5業種は(1)空運業、(2)銀行業、(3)医薬品、(4)輸送用機器、(5)保険業。
■個別材料株
△JESCO <1434> [東証2]
ベトナム集合住宅の第2期工事を受注。
△戸田建 <1860>
前期経常を21%上方修正。
△ディアライフ <3245>
非開示だった今期最終は47%増で最高益、配当も2円増額へ。
△旭化成 <3407>
「官民連携で全固体電池の開発を進める」との報道。
△パルマ <3461> [東証M]
日本郵政キャピタルを引受先とする第三者割当増資を実施。
△Minori <3822>
前期経常最高益予想を9%上乗せ、配当も3円増額。
△デンカ <4061>
「19年3月期営業利益350億~360億円」との報道。
△セラク <6199>
CAD技術者育成を手掛けるピーズスタッフを子会社化。
△丸八証券 <8700> [JQ]
非開示だった前期経常は5.4倍増益へ。
△ビジョン <9416>
「ili」のインバウンド版レンタルサービスを開始。
▼ルネサス <6723>
本日から売出価格の決定期間に。
▼スルガ銀 <8358>
「中古マンションでも不正融資」との報道。
東証1部の値上がり率上位10傑は(1)Minori <3822> 、(2)グローバル社 <3271> 、(3)ディアライフ <3245> 、(4)ステラケミ <4109> 、(5)キャリインデ <6538> 、(6)レノバ <9519> 、(7)エコス <7520> 、(8)カナモト <9678> 、(9)戸田建 <1860> 、(10)日置電機 <6866> 。
値下がり率上位10傑は(1)スルガ銀 <8358> 、(2)USMH <3222> 、(3)船井総研HD <9757> 、(4)オプトHD <2389> 、(5)ディップ <2379> 、(6)共英製鋼 <5440> 、(7)アイホン <6718> 、(8)マネックスG <8698> 、(9)ビーロット <3452> 、(10)Vテク <7717> 。
【大引け】
日経平均は前日比310.61円(1.42%)高の2万2158.20円。TOPIXは前日比19.69(1.14%)高の1749.67。出来高は概算で14億5861万株。東証1部の値上がり銘柄数は1733、値下がり銘柄数は286となった。日経ジャスダック平均は3918.55円(36.41円高)。
[2018年4月18日]
株探ニュース
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