決算発表のビザが大幅安でNYダウの押し下げ役となり、景気敏感株を中心に利益確定売りも出た。また、本日の東京市場でも値がさ株のファナック<6954>やエムスリー<2413>が決算を受けて大きく売られ、日経平均は226円安からスタートすると、朝方には一時28693.06円(前日比405.18円安)まで下落。一方、半導体関連株や信越化<4063>
の上昇が下支えする形となったが、日経平均は朝方の下げ一服後も軟調もみ合いの展開が続いた。
大引けの日経平均は前日比278.15円安の28820.09円となった。東証1部の売買高は22億
1279万株、売買代金は5兆0699億円だった。東証株価指数(TOPIX)浮動株比率見直しに伴うリバランス需要が発生した。業種別では、鉱業、石油・石炭製品、鉄鋼が下落率上位だった。一方、その他製品、空運業、水産・農林業が上昇率上位だった。東証1部の値下がり銘柄は全体の52%、対して値上がり銘柄は44%となった。
個別では、前述のファナックやエムスリー、それに富士通<6702>が決算を受けて急落し、日立<6501>なども売り優勢の展開だった。ファナックは市場の上振れ期待に反して通期業績予想を下方修正し、8%を超える下落となった。その他売買代金上位では、ソフトバンクG<9984>が2%超下落したほか、日本郵政<6178>、三菱商事<8058>、キーエンス<6861>、リクルートHD<6098>などが軟調。また、大日住薬<4506>も決算がネガティブ視され、東証1部下落率トップとなった。一方、決算が好感された信越化は3%近く上昇し、NRI<4307>は8%近い上昇。SCREEN<7735>が決算を受けて急伸し、東エレク<8035>やレーザーテック<6920>、アドバンテス<6857>といったその他半導体関連株も堅調ぶりが目立った。また、フューチャー<4722>や航空電子<6807>が東証1部上昇率上位に顔を出した。
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