大引けの日経平均は前日比437.79円安の28197.42円となった。東証1部の売買高は21億
3765万株、売買代金は4兆8334億円だった。東証株価指数(TOPIX)の浮動株比率見直しに伴う売買で膨らんだ。業種別では、情報・通信業、電気機器、精密機器が下落率上位だった。一方、空運業、陸運業、銀行業が上昇率上位だった。東証1部の値下がり銘柄は全体の54%、対して値上がり銘柄は42%となった。
個別では、売買代金トップのソフトバンクG<9984>が3%超、エムスリー<2413>や東エレク<8035>が4%超の下落。値がさのグロース(成長)株を中心に下げがきつかった。
その他売買代金上位もトヨタ自<7203>、キーエンス<6861>、任天堂<7974>、NTT<9432>など軒並み軟調。ファナック<6954>は決算を好感した買いが入ったものの、終値ではマイナスに沈んだ。他の決算発表銘柄では信越化<4063>なども売りに押され、NRI<4307>やサイバー<4751>は東証1部下落率上位に顔を出した。一方、売買代金上位では三井住友<8316>が逆行高。決算発表の三越伊勢丹<3099>やミスミG<9962>、業績上方修正のNOK<7240>などは大きく買われた。また、栄研化<4549>が東証1部上昇率トップとなり、エンプラス<6961>はストップ高水準で取引を終えた。
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