東京株式(前引け)=反落、朝高後に利益確定売りの動き強まる
きょう前場の東京株式市場は、寄り付きは前週末の米国株高や足もとの為替の円安歩調を横目にリスクを取る流れが優勢だったが、買い一巡後に上値の重さが意識されると目先の利益を確定しようとする動きが強まった。韓国株の下げが目立つほか中国・上海市場も軟調で、同時進行のアジア株安が投資家心理を悪化させた。ただ、小型株を中心に個別株物色ニーズは相変わらず強い。売買代金は前場で1兆円を超えたものの、週明けということもあって最近ではやや低調な水準だったが、値上がり銘柄数は値下がりを上回っている。
個別では東京エレクトロン<8035.T>、SUMCO<3436.T>が売りに押され、キーエンス<6861.T>も軟調。TYK<5363.T>が売られ、イソライト工業<5358.T>、シー・ヴイ・エス・ベイエリア<2687.T>も安い。カーリットホールディングス<4275.T>は朝高後、利益確定売りに安くなった。トーセイ<8923.T>も値を下げた。半面、任天堂<7974.T>がきょうも断トツの売買代金をこなして1000円高、ソニー<6758.T>、安川電機<6506.T>も高い。アジアパイルホールディングス<5288.T>がストップ高、ニッカトー<5367.T>も一時値幅制限いっぱいに買われた。フィックスターズ<3687.T>も値を飛ばした。
出所:株経ONLINE(株式会社みんかぶ)
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