■株式見通し:IPOでの日替わり物色に
■前場の注目材料:ツルハHD、2Q営業利益15.5%増 237億円、コンセンサス範囲内
■トヨタ、21年の電動車販売293万台に、環境規制強化へ対応
■IPOでの日替わり物色に
18日の日本株市場は、こう着ながらも日経平均の24000円固めの流れが継続しそうである。17日の米国市場ではNYダウが31ドル高と小幅に上昇した。11月住宅着工・建設許可件数や鉱工業生産が予想を上振れたほか、米中合意による投資家心理の改善で堅調推移となったが、英首相が欧州連合(EU)離脱について通商協議の動向に関わらず2020年末までに完了する方針を示し、今後の混乱を予想する見方から上値は限られている。シカゴ日経225先物清算値は大阪比10円安の24000円。円相場は1ドル109円50銭台で推移している。
米国市場の流れもあり、やや買い手控えムードが先行することになりそうである。ただし、下を仕掛けてくる需給もなく、次第に底堅さが意識される中、日経平均の24000円処での底堅い相場展開が見込まれる。
日経225先物の売買高は5万枚を下回ってきており、先週末のメジャーSQ通過により商いが細ってきており、先物主導による積極的な動きは期待しづらいところ。小規模のインデックス売買が断続的に入る格好から日経平均もこう着になりやすい。もっとも、節税対策で売りが出やすいとの声も聞かれているが、下値の堅さが意識される局面においては、反対にショートカバーを誘う流れにも向かいやすく、需給的には買い方優位とみられる。
その他、IPOラッシュとなる中、概ね好スタートの様相。寄り付き後は急伸するも資金の逃げ足の速さから失速する動きもみられるが、これはこれまで見てきた動きであろう。本日もJTOWER<4485>、ユナイトアンドグロウ<4486>、BuySell Technologies<7685>の3社がいずれもマザーズ市場に上場する。初値コンセンサス予想からはいずれも人気化しやすいが、個人投資家中心とは言え積極的な参加者も次第に減ってくる中、一部の銘柄に資金が集中しよう。
また、昨日は不二サッシ<5940>が引け間際に急伸している。出来高も短時間で1000万株を超えている。低位株とはいえ、材料の出た銘柄には一気に資金が集中しやすい需給状況でもある。IPOの好調に伴う資金還流も次第に材料株に向かいやすいだろう。
■ツルハHD、2Q営業利益15.5%増 237億円、コンセンサス範囲内
ツルハHD<3391>は2020年5月期第2四半期決算を発表。売上高は前年同期比8.8%増の4164.66億円、営業利益は同15.5%増の237.64億円だった。コンセンサス(236億円程度)の範囲内。ドミナント戦略に基づく地域集中出店および既存店舗のスクラップアンドビルドを推進したことにより、期首より77店舗の新規出店と47店舗の閉店を実施。利便性の強化を図るため、食品売場を中心に既存店舗の改装を推進したほか、プライベートブランドにおいては、商品開発・販売体制を強化した。
■前場の注目材料
・日経平均は上昇(24066.12、+113.77)
・NYダウは上昇(28267.16、+31.27)
・ナスダック総合指数は上昇(8823.36、+9.13)
・SOX指数は上昇(1821.92、+8.61)
・米原油先物は上昇(60.94、+0.73)
・米長期金利は低下
・日銀のETF購入
・株安局面での自社株買い
・宇部興<4208>石炭代替のバイオマス燃料提案、電力会社に
・トヨタ<7203>21年の電動車販売293万台に、環境規制強化へ対応
・パナソニック<6752>印に電設資材の生産工場、21年秋稼働
・日本紙<3863>四国化工機と提携、プラ代替の紙容器など訴求
・アサヒ<2502>ビール類販売動向開示を変更、利益重視に意識改革
・三井物<8031>ベルギー農薬販社に出資
・NEC<6701>ローカル5G本格参入、甲府とタイに自前導入
☆前場のイベントスケジュール
<国内>
・日銀金融政策決定会合(19日まで)
・08:50 11月貿易収支(予想:-3555億円、10月:+157億円)
<海外>
・特になし
<SF>
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