「人工知能」の注目度高い、新たな課題も物色人気を後押し<注目テーマ>
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9 日経中国関連株50
10 ビッグデータ
みんなの株式と株探が集計する「人気テーマランキング」で、「人工知能」が4位にランキングされている。
人口減少や少子高齢化が進むなか、安倍政権では第5期科学技術基本計画において日本の目指すべき未来社会の姿として「ソサエティ5.0」を提唱、その生産性革命の柱を担うのは「AIをはじめとした次世代技術である」との認識は、株式市場においても既に動かしがたいコンセンサスとなっている。
ビッグデータの普及とディープラーニングという技術革新が融合して人工知能(AI)は加速的な進化を果たした。世界のベンチャー企業への投資金額は年々拡大の一途をたどっているが、とりわけAI分野に経営資源を注ぐベンチャー企業への投資が加速している現実がある。日本では「ソフトバンク・ビジョン・ファンド(SVF)」を率いるソフトバンクグループ<9984.T>がその象徴だ。
今後も自動運転やバイオテクノロジー、フィンテックなど次代を担う先端技術分野でAIは存在感を一段と高めていくことが予想され、人間の英知の総和を超えるというシンギュラリティの時代も当初のイメージより格段に早まる可能性がある。
そうしたなか、ディープラーニングに伴う演算能力の飛躍により、一方ではAIの思考プロセスが人間には見えないブラックボックスと化していることなどが問題点に挙げられており、最近ではその課題克服に向けたXAI(説明可能な人工知能)開発への動きも顕在化している。また、AIの普及に際してはその技術レベルの加速的進展に合わせ、倫理的な原則の取り決めも必要との認識が深まっている。安倍政権では、有識者協議を経て「AIは人間の基本的人権を侵さない」「AI教育の充実」などAIの7原則などを策定している。
こうしたAIのホワイトボックス化や倫理面を重視した法整備が進めば、株式市場においてもAI関連銘柄に対する理解度や注目度が高まることが予想され、今以上にテーマ物色の流れが強まることになりそうだ。
関連銘柄の物色の裾野も広がっており、ここ最近は新たに脚光を浴びる銘柄も数多く輩出されている。前述のソフトバンクグループをはじめNEC<6701.T>、富士通<6702.T>、NTTデータ<9613.T>など大手ハイテク企業の動向は資本・業務提携などの思惑も絡め目が離せない。値動きの大きい中小型株ではALBERT<3906.T>、ブレインパッド<3655.T>、FRONTEO<2158.T>、RPAホールディングス<6572.T>、PKSHA Technology<3993.T>、データセクション<3905.T>、日本サード・パーティ<2488.T>、Ubicomホールディングス<3937.T>、システムインテグレータ<3826.T>などがマークされる。
出所:minkabuPRESS
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