日経平均株価
始値 33260.14
高値 33486.89(15:00)
安値 33161.07(10:55)
大引け 33486.89(前日比 +165.67 、 +0.50% )
売買高 23億6681万株 (東証プライム概算)
売買代金 5兆5792億円 (東証プライム概算)
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■本日のポイント
1.日経平均は4日ぶりに反発、後場買い優勢に転じる
2.米金利に連動し国内長期金利も低下基調で追い風に
3.前場は気迷いムード、後場は半導体関連が相場牽引
4.レーザーテク、アドテストなど半導体主力が活況高
5.売買代金はMSCI採用見直しに絡み5.5兆円台に急増
■東京市場概況
前日の米国市場では、NYダウは前日比13ドル高と小幅に続伸した。米長期金利が一段と低下したことが下支えも引けにかけ利益確定売りに押された。
東京市場では、朝方は売りが先行したが、その後は下げ渋り、後場に入ると上値指向を強め日経平均株価はこの日の高値で引けた。
30日の東京市場は、前場は気迷いムードが強く、日経平均は3万3000円台前半で弱含みに推移したが、後場に入ると買いが厚くなり徐々に上値指向を強めた。半導体周辺銘柄が主力どころを中心に買い直される展開となり、全体指数の押し上げに寄与した。前日の米国株市場ではNYダウなど主要株価指数が高安まちまちの展開だったが、米長期金利の低下傾向が強まったことで、投資家心理が改善した。米10年債利回りは4.2%台まで低下し、これを受けて国内10年債利回りも0.7%を下回る水準で推移、半導体をはじめハイテク系グロース株への買いを誘導している。ここプライム市場の売買代金は3兆円台で推移していたが、きょうはMSCI指数採用銘柄の見直しに伴う売買によって大きく膨らみ5兆5000億円台と約1ヵ月ぶりの高水準だった。
個別では、売買代金断トツのレーザーテック<6920>が買い優勢だったほか、アドバンテスト<6857>が出来高増勢のなか上昇。また、ディスコ<6146>が高く、TOWA<6315>が値を飛ばすなど半導体製造装置関連に買いが集まった。川崎汽船<9107>、日本郵船<9101>など海運株も堅調。キーエンス<6861>が高く、日立製作所<6501>も値を上げた。大真空<6962>、黒崎播磨<5352>、ランドコンピュータ<3924>が急騰、日本ケミコン<6997>も大きく上値を伸ばした。
半面、ソフトバンクグループ<9984>が冴えず、三菱商事<8058>、伊藤忠商事<8001>など総合商社も軟調。栗田工業<6370>も売られた。さくらインターネット<3778>が利食われ、資生堂<4911>も大きく下値を探る展開に。ACCESS<4813>が急落したほか、伊藤園<2593>、アイスタイル<3660>などが大幅安となった。ネットプロテクションズホールディングス<7383>が大きく水準を切り下げ、ベース<4481>も下落した。
日経平均へのプラス寄与度上位5銘柄はアドテスト <6857>、中外薬 <4519>、TDK <6762>、ファストリ <9983>、信越化 <4063>。5銘柄の指数押し上げ効果は合計で約99円。うち52円はアドテスト1銘柄によるもの。
日経平均へのマイナス寄与度上位5銘柄はリクルート <6098>、資生堂 <4911>、SBG <9984>、オリンパス <7733>、NTTデータ <9613>。5銘柄の指数押し下げ効果は合計で約29円。
東証33業種のうち上昇は26業種。上昇率の上位5業種は(1)海運業、(2)証券商品先物、(3)医薬品、(4)電気機器、(5)鉱業。一方、下落率の上位5業種は(1)パルプ・紙、(2)サービス業、(3)水産・農林業、(4)小売業、(5)繊維製品。
■個別材料株
△フィルC <3267> [東証S]
通期下方修正も黒字確保見通し維持。
△いい生活 <3796> [東証S]
賃貸業者間流通サイトでの初期費用の自動計算機能追加。
△ショーケース <3909> [東証S]
クラウド関連株物色の波に乗り一気に大底離脱へ。
△黒崎播磨 <5352> [東証P]
SMBC日興証券が新規カバレッジ開始。
△ラボロAI <5586> [東証G]
取引先実績に「Rapidus株式会社を追加」と発表。
△アヴィレン <5591> [東証G]
三菱UFJ銀行の生成AI活用による業務改革支援。
△野村マイクロ <6254> [東証P]
半導体向け超純水装置で収益成長加速。
△トヨカネツ <6369> [東証P]
今期最終益予想の上方修正と配当予想の増額を好感。
△アドテスト <6857> [東証P]
メモリテスタの技術説明会を開催。
△大真空 <6962> [東証P]
台湾セグメントの業況やフォトリソ拡大で来期業績回復の期待膨らむ。
▼地盤HD <6072> [東証G]
日証金が品貸料の最高料率10倍適用の臨時措置。
▼アルデプロ <8925> [東証S]
東証が特設注意市場銘柄に指定。
東証プライムの値上がり率上位10傑は(1)大真空 <6962>、(2)黒崎播磨 <5352>、(3)ランドコンピ <3924>、(4)オーケストラ <6533>、(5)TOWA <6315>、(6)日ケミコン <6997>、(7)恵和 <4251>、(8)ユナイテド海 <9110>、(9)フタバ <7241>、(10)ヤマエGHD <7130>。
値下がり率上位10傑は(1)ACCESS <4813>、(2)伊藤園 <2593>、(3)アイスタイル <3660>、(4)ネットプロ <7383>、(5)さくらネット <3778>、(6)資生堂 <4911>、(7)ベース <4481>、(8)インテリW <4847>、(9)JMDC <4483>、(10)GMO-GS <3788>。
【大引け】
日経平均は前日比165.67円(0.50%)高の3万3486.89円。TOPIXは前日比10.43(0.44%)高の2374.93。出来高は概算で23億6681万株。東証プライムの値上がり銘柄数は1014、値下がり銘柄数は591となった。東証グロース250指数は716.65ポイント(4.32ポイント安)。
[2023年11月30日]
株探ニュース
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