東京株式(前引け)=米株軟調と円安一服受け、利益確定売りに押される
きょう前場の東京株式市場は、利食い優勢。前週末の米国株市場では、NYダウなど主要指数の上値の重さが意識されいずれも小幅反落、外国為替市場では円安が一服し1ドル=117円台後半で円高含みに推移しており、主力輸出株などに逆風材料となった。海外機関投資家がクリスマス休暇入りで市場参加者が減少、前場の売買代金は久々に1兆円の大台を割り込んだ。薄商いのなかで国内機関投資家の手じまい売りも観測されている。ただ、日銀のETF買いなどへの思惑もあり、下げ幅は限定的となっている。
個別では、任天堂<7974.T>が大幅続落歩調となったほか、ディー・エヌ・エー<2432.T>も下値模索の展開。三菱UFJフィナンシャル・グループ<8306.T>などメガバンクや野村ホールディングス<8604.T>など証券も売り物に押されている。三陽商会<8011.T>、大阪有機化学工業<4187.T>の下げも目立つ。半面、キーエンス<6861.T>が上昇、ソニー<6758.T>もしっかり。タカラトミー<7867.T>が大幅高、マネーパートナーズグループ<8732.T>も物色人気を集めた。日本アジアグループ<3751.T>が買われ、日本アジア投資<8518.T>も商いを伴い上昇している。
出所:株経ONLINE(株式会社みんかぶ)
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