【↑】日経平均 大引け| 反発、リスク選好の買いで3万9000円台回復 (6月10日)
日経平均株価
始値 38689.78
高値 39081.54(14:06)
安値 38689.78(09:00)
大引け 39038.16(前日比 +354.23 、 +0.92% )
売買高 13億2952万株 (東証プライム概算)
売買代金 3兆3195億円 (東証プライム概算)
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■本日のポイント
1.日経平均は反発、終値で3万9000円台回復
2.米雇用統計は予想上振れるも米株市場に底堅さ
3.FOMCや日銀決定会合控える中、強調展開維持
4.週末メジャーSQ前で先物絡みの思惑的売買も
5.8割の銘柄が上昇、一方で売買代金は今年最低
■東京市場概況
前週末の米国市場では、NYダウは前日比87ドル安と4日ぶりに反落した。米雇用統計が市場予想を上回ったことで利下げ観測が後退し売りが優勢となった。
週明けの東京市場では、広範囲に買いが優勢となり日経平均株価は切り返す展開。後場後半に買い直され日経平均は3万9000円台を終値で回復した。
10日の東京市場は、リスクを積極的に取る動きが強まった。前週末発表された5月の米雇用統計は市場コンセンサスを上回る内容で米長期金利の上昇が顕著となったが、米株市場は比較的底堅い動きだったことで投資家の過度な不安心理が緩和された。外国為替市場でドル買いを誘発し、足もと1ドル=157円前後まで円安が進んだことも輸出セクター中心に追い風となった。今週はFOMCや日銀の金融政策決定会合が予定されるほか、週末にメジャーSQ算出を控え、先物を絡めた投機的な売り買いも観測されている。ただ、指数売買の影響を受けにくい中小型株物色も活発だった。値上がり銘柄数は1300を超え、プライム上場企業の8割を占める銘柄が上昇した。一方、売買代金は減少傾向を強めており、本日は3兆3000億円台と今年最低水準だった。
個別では、本日も断トツの売買代金をこなしたレーザーテック<6920>が続伸、ソシオネクスト<6526>、アドバンテスト<6857>なども強調展開をみせた。三菱UFJフィナンシャル・グループ<8306>や三井住友フィナンシャルグループ<8316>などメガバンクや、第一生命ホールディングス<8750>など大手生保も高い。ソフトバンクグループ<9984>、日立製作所<6501>などが活況高、トヨタ自動車<7203>もしっかり。カナモト<9678>が値上がり率トップに買われ、シーイーシー<9692>も急騰、ミガロホールディングス<5535>、安田倉庫<9324>、三菱製紙<3864>も値を飛ばした。
半面、ディスコ<6146>が値を下げ、北海道電力<9509>も冴えない。ソニーグループ<6758>も軟調に推移した。花王<4452>が大幅安となり、オリエンタルランド<4661>の下げも目立った。M&A総研ホールディングス<9552>が急落、ストライク<6196>、M&Aキャピタルパートナーズ<6080>なども大幅安。ACCESS<4813>も大きく売り込まれた。
日経平均へのプラス寄与度上位5銘柄はSBG <9984>、ファストリ <9983>、東エレク <8035>、リクルート <6098>、レーザーテク <6920>。5銘柄の指数押し上げ効果は合計で約150円。
日経平均へのマイナス寄与度上位5銘柄は花王 <4452>、OLC <4661>、エムスリー <2413>、第一三共 <4568>、資生堂 <4911>。5銘柄の指数押し下げ効果は合計で約26円。
東証33業種のうち32業種が上昇し、下落は海運業のみ。上昇率の大きかった上位5業種は(1)保険業、(2)石油石炭製品、(3)倉庫運輸関連、(4)輸送用機器、(5)非鉄金属。一方、上昇率の小さかった5業種は(1)証券商品先物、(2)医薬品、(3)空運業、(4)その他製品、(5)小売業。
■個別材料株
△ベステラ <1433> [東証P]
大型工事の進捗が想定上回り25年1月期業績予想を上方修正。
△ジェイフロ <2934> [東証G]
ウエルシア薬局が「SOKUYAKU」を採用。
△三菱紙 <3864> [東証P]
好業績変化光りがPERとPBRは超割安ゾーンに。
△ファンペップ <4881> [東証G]
「FPP004X」の第1相臨床試験開始時期公表で進捗への期待感高まる。
△クラダシ <5884> [東証G]
24年6月末時点の株主から株主優待制度を導入。
△日立 <6501> [東証P]
クリーン電力向け投資や生成AIによる「ルマーダ」強化策を評価。
△サン電子 <6736> [東証S]
米投資会社による1株4400円でのTOB実施を材料視。
△光・彩 <7878> [東証S]
2~4月期営業利益4倍化で対通期進捗率も5割超え。
△安田倉 <9324> [東証P]
PBRは依然として0.5倍台で株価の水準訂正が加速。
△カナモト <9678> [東証P]
24年10月期上期営業利益が前年同期比16%増。
▼アイル <3854> [東証P]
24年7月期業績及び配当予想を上方修正も市場予想に届かず。
▼アルチザ <6778> [東証S]
5G研究開発の投資意欲回復せず24年7月期業績予想を下方修正。
東証プライムの値上がり率上位10傑は(1)カナモト <9678>、(2)シーイーシー <9692>、(3)ミガロHD <5535>、(4)ベステラ <1433>、(5)安田倉 <9324>、(6)三菱紙 <3864>、(7)京阪神ビル <8818>、(8)エイチーム <3662>、(9)カーリットH <4275>、(10)RSテクノ <3445>。
値下がり率上位10傑は(1)M&A総研 <9552>、(2)ACCESS <4813>、(3)アイル <3854>、(4)ストライク <6196>、(5)M&Aキャピ <6080>、(6)ファーマF <2929>、(7)スタティアH <3393>、(8)ABCマート <2670>、(9)UACJ <5741>、(10)花王 <4452>。
【大引け】
日経平均は前日比354.23円(0.92%)高の3万9038.16円。TOPIXは前日比27.46(1.00%)高の2782.49。出来高は概算で13億2952万株。東証プライムの値上がり銘柄数は1326、値下がり銘柄数は286となった。東証グロース250指数は625.78ポイント(4.14ポイント高)。
[2024年6月10日]
株探ニュース
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