日経平均は大幅反発、押し目待ちや自律反発狙いの買い優勢
前日4日の米国株式市場は反発。ダウ平均は238.14ドル高の48739.41ドル、ナスダックは290.79ポイント高の22807.48で取引を終了した。トランプ政権の一律関税や中東情勢を睨み、寄り付き後、まちまち。その後、原油価格の安定や、プライベートクレジットへの懸念が緩和したため投資家心理が改善し、相場は上昇に転じた。
民間のADP雇用統計やISM非製造業景況指数の強い結果も好感され、終日堅調に推移した。
米株市場を横目に、3月5日の日経平均は958.62円高の55204.16円と4日ぶり反発して取引を開始した。朝方に大きく上げ幅を広げたが、買い一巡後は次第に上げ幅を縮小する動きも見せた。昨日の米株式市場で主要指数が上昇したことが東京市場の株価の支えとなった。また、日経平均は昨日までの3日続落で4600円を超す下げとなったことから、押し目待ちや自律反発狙いの買いが入りやすかった。さらに、海外市場で原油先物価格がひとまず落ち着いた動きとなったことも東京市場で安心感となった。
個別では、アドバンテスト<6857>、東京エレクトロン<8035>、ディスコ<6146>、TDK<6762>、信越化学工業<4063>、ソフトバンクグループ<9984>、リクルートホールディングス<6098>、ファーストリテイリング<9983>、フジクラ<5803>、ファナック<6954>、三井物産<8031>、豊田通商<8015>、三菱商事<8058>などの銘柄が上昇。
一方、ニトリホールディングス<9843>、イオン<8267>、ZOZO<3092>、任天堂<
7974>、ネクソン<3659>、協和キリン<4151>、大和ハウス工業<1925>、積水ハウス<1928>、JR東海<9022>、オリエンタルランド<4661>などの銘柄が下落。
業種別では、銀行業、保険業、鉱業、卸売業、証券・商品先物取引業を筆頭にすべての業種が上昇した。
後場の日経平均株価は、堅調推移を継続しそうだ。前日に大幅安となっていた韓国総合株価指数(KOSPI)が急伸していることも横目に、押し目待ちや自律反発狙いの買いが続きやすい。ただ、米国などとイランの間で攻撃の応酬が続いており、事態が長期化するとの懸念が根強く、投資家心理を慎重にさせている。また、トランプ米政権の関税政策の不透明感が意識され、積極的に買い進む動きは限定的となりそうだ。テクニカル面では、日足では長い上髭を形成しており、上値の重さがうかがえる。
<AK>
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