東証プライム市場の騰落銘柄数は、値下がり銘柄が1000を超え、全体の6割超を占めた。セクター別では、銀行、証券商品先物、鉱業、非鉄金属など14業種が上昇。一方、輸送用機器、医薬品、精密機器、食料品、ゴム製品など19業種が下落した。指数インパクトの大きいところでは、アドバンテス<6857>、ソフトバンクG<9984>、ネクソン<3659>、ディスコ<6146>、東エレク<8035>が堅調だった。半面、ファーストリテ<9983>、トヨタ<7203>、テルモ<4543>、ダイキン<6367>、TDK<6762>がさえない。
前日の米国市場は消費者物価指数(CPI)が市場予想を下回ったことやエヌビディアなど半導体株が買われており、東京市場にも好影響を与えた。ただ、心理的な節目の38500円を目前に利食い売りが出やすいほか、円相場は1ドル=146円台とやや円高方向に振れていたことも、自動車など輸出関連株の利食いに向かわせたようだ。もっとも下を売り込む流れは強まらず、反対に38000円を下回る局面では買い遅れている投資家からの押し目買いも散見された。
米中貿易摩擦への懸念が後退し、それを織り込む形で相場も値を上げただけに、ここからさらに上値を目指すには新たなきっかけ材料が必要だろう。徐々に上昇ピッチが鈍ってくれば、目先はボックス相場に突入する可能性が高そうだ。決算発表がピークを迎えていることで積極的に手掛けづらいところであり、まずはピークを通過する週末に向けての押し目狙いのスタンスになろう。 <CS>
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