<動意株・28日>(大引け)=DMP、アミタHDなど
アミタホールディングス<2195.T>=急騰トレンド続きストップ高。ここ株価を急動意させており、前週末は13%近い急騰をみせていたが、きょうも目先筋の売り物を吸収し上昇トレンドを鮮明としている。同社は廃棄物のリサイクル事業のほか環境コンサルティング業務などを行っている。前週末25日取引終了後、エコシステム社会の構築に資するビジネスやアプリの設計・開発を行う子会社AMIDAOを設立することを発表、これによる業容拡大期待から買いを呼び込んでいる。
Waqoo<4937.T>=ストップ高。急反発し1495円に買われ年初来高値を更新した。前週末25日の取引終了後に定款の一部変更を発表しており、これが好材料視されている。新たな事業目的として「医薬品、医薬部外品、再生医療等製品、医療機器の設計、開発、製造」「細胞組織の加工、調整、製造、培養、保管及び配送等の受託業務、及び加工、製造、培養された細胞等の研究機関等への提供業務並びにこれらに関する仲介、情報の提供及びコンサルティング業務」などを追加した。同社は18日にSBCメディカルグループ(横浜市戸塚区)と業務提携契約を締結し、医療機関からの「血液由来加工・脂肪由来幹細胞加工」受託サービスを全国的に展開すると発表しており、今回の定款の一部変更を受けて、改めて新事業への期待が高まっているようだ。
フィックスターズ<3687.T>=マド開け大陽線示現。8月26日につけた1344円を上回り年初来高値更新。顧客企業のシステムを高速化するソフトの開発を主力とするが、次世代コンピューティングの切り札とされる量子コンピューター分野への展開力でも大手IT企業と併走する形で業界トップ集団を走る。同社の100%子会社である「Fixstars Amplify(フィックスターズ アンプリファイ)」を設立し、カナダの量子アニーリングの有力ベンチャーであるDウェーブ社をはじめ、富士通<6702.T>や日立製作所<6501.T>など国内大手とも連携して対応マシンを取り扱っている。昨年9月に創設された「量子技術による新産業創出協議会」では量子技術の応用による中長期的な新産業の創出をオールジャパン体制で目指すべく、国内の大企業で固められているが、その中で同社は時価総額400億円あまりの小型株ながら一目置かれた存在で、同協議会の理事を務めている。政府は今月に入って、量子技術の産業化を議論する有識者会議を開き、国策主導でサービス開発などに向けた動きを本格化させる方向にあり、そのなかで同社の存在感が改めて浮き彫りとなりそうだ。
多摩川ホールディングス<6838.T>=続急伸。同社はモバイル端末や無線機器、計測器の製造販売や太陽光発電や風力発電など再生可能エネルギー分野に展開するが、新規事業として量子センサー分野にも布石を打っている。今月7日に東京大学において同社が製作した量子センサー向けアルカリ原子マイクロセルの実証に成功したことを発表し、その成果が国内学会(第39回「センサ・マイクロマシンと応用システム」シンポジウム)で発表されることを開示した。量子センサーは宇宙の暗黒物質ダークマターもセンシング可能といわれるなど、次世代の超高感度センサーとして期待が大きく、同社はその関連有力株として急速に注目度が高まっている。
※未確認情報が含まれる場合があります。株式の売買は自己責任に基づいて、ご自身でご判断ください。
出所:MINKABU PRESS
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