*12:25JST 後場に注目すべき3つのポイント~買い一巡後はクリスマス休暇入りで上値の重い展開に
25日の後場の取引では以下の3つのポイントに注目したい。
・日経平均は続伸、買い一巡後はクリスマス休暇入りで上値の重い展開に
・ドル・円は伸び悩み、欧米市場休場も円買い優勢
・値上り寄与トップはソフトバンクG<9984>、同2位はファーストリテ<9983>
■日経平均は続伸、買い一巡後はクリスマス休暇入りで上値の重い展開に
日経平均は続伸。先週末比122.34円高(+0.37%)の33291.39円(出来高概算5億5200万株)で前場の取引を終えている。
22日の米国株式市場はまちまち。ダウ平均は18.38ドル安(-0.05%)の37385.97ドル、S&P500は7.88ポイント高(+0.17%)の4754.63ポイント、ナスダックは29.11ポイント高(+0.19%)の14992.97で取引を終了した。連休を控えた調整で寄り付き後、まちまち。11月コアPCE価格指数の伸びが予想を下回ったことから、米連邦準備制度理事会(FRB)の早期利下げを正当化させるとの見方が高まり長期金利が低下、ハイテク中心に買いが先行した。その後、12月ミシガン大消費者信頼感指数確定値や長期インフレ期待が予想外に上方修正されると、長期金利が上昇に転じたことで相場は失速。終盤にかけダウは小幅下落に転じた。ナスダックは根強い金利先安感に底堅く推移しまちまちで終了した。
225ナイト・セッションが通常終値比で220円高だったことから、日経平均は買い先行でスタート。ただ、米株市場がまちまちで方向感に乏しいことから買いは続かず、上げ幅をじりじりと縮小。クリスマス休暇に伴い、香港、オセアニア、欧州、英国、米国市場が休場となっていることから、参加者は限定的となり薄商いの静かな前場となった。
日経平均採用銘柄では、百貨店の23年7-12月期の免税売上高が過去最高になる見通しと伝わったことで、三越伊勢丹<3099>、Jフロント<3086>、高島屋<8233>も上昇。中国がゲーム規制の見直しを検討すると発表したことから、ネクソン<3659>が大幅高となったほか、コナミG<9766>も買われた。一方、足元上昇が目立っていた日本郵船<9101>、商船三井<9104>、川崎汽船<9107>は、欧州海運が紅海の運行を再開準備と伝わったことから利益確定の売りに押された。なお、フィラデルフィア半導体株指数(SOX指数)が続伸したことから、レーザーテック<6920>、ルネサス<6723>が買われた一方、スクリーンHD<7735>、アドバンテスト<6857>は売られるなど半導体関連はまちまちとなった。
セクターでは、ゴム製品、医薬品、精密機器、電気機器、情報・通信業などが上昇した一方、海運業、パルプ・紙、鉄鋼、電気・ガス業、倉庫・運輸関連業などが下落した。
後場の東京市場も引き続き商い閑散の地合いとなろう。13時ちょうどから植田日銀総裁が日本経済団体連合審議委員会で講演を行うことから、発言に対する為替の変動には注意が必要だが、先日の日本銀行金融政策決定会合後の記者会見での発言の範囲内となる見通しだ。後場も個別材料がある銘柄に売買は限られると考える。
■ドル・円は伸び悩み、欧米市場休場も円買い優勢
25日午前の東京市場でドル・円は伸び悩み。142円台半ばで取引を開始し、142円56銭まで買われた後、146円20銭まで弱含み。
25日の欧米市場はクリスマスのため休場となる。ドル・円などの主要通貨の為替取引は動意薄だが、ここまでは円買いがやや優勢。ただ、142円以下には顧客筋などのドル買い注文も入っており、目先的には142円台での取引が主体となる見込み。ユーロ・ドルは1.1018ドルから1.0994ドルで推移。ユーロ・円は157円04銭から156円30銭まで下げたが、その後は下げ渋っている。
午前中の取引レンジはドル・円は142円20銭-142円56銭、ユーロ・ドルは1.0994ドル-1.1018ドル、ユーロ・円は156円30銭-157円04銭。
■後場のチェック銘柄
・ホリイフードサービス<3077>、コラボス<3908>など、8銘柄がストップ高
※一時ストップ高(気配値)を含みます
・値上り寄与トップはソフトバンクG<9984>、同2位はファーストリテ<9983>
■経済指標・要人発言
【経済指標】
・特になし
【要人発言】
・森屋官房副長官
「ダイハツ不正問題、立ち入り検査の結果踏まえ厳正に対処」
<国内>
・植田日銀総裁講演(経団連)
・14:00 10月景気動向指数・先行改定値(速報値:108.7)
<海外>
・クリスマス休場:NZ、豪、香港、シンガポール、インド、イタリア、スペイン、
スイス、独、仏、英、南ア、米、カナダ、メキシコ、ブラジルなど
<CS>
・日経平均は続伸、買い一巡後はクリスマス休暇入りで上値の重い展開に
・ドル・円は伸び悩み、欧米市場休場も円買い優勢
・値上り寄与トップはソフトバンクG<9984>、同2位はファーストリテ<9983>
■日経平均は続伸、買い一巡後はクリスマス休暇入りで上値の重い展開に
日経平均は続伸。先週末比122.34円高(+0.37%)の33291.39円(出来高概算5億5200万株)で前場の取引を終えている。
22日の米国株式市場はまちまち。ダウ平均は18.38ドル安(-0.05%)の37385.97ドル、S&P500は7.88ポイント高(+0.17%)の4754.63ポイント、ナスダックは29.11ポイント高(+0.19%)の14992.97で取引を終了した。連休を控えた調整で寄り付き後、まちまち。11月コアPCE価格指数の伸びが予想を下回ったことから、米連邦準備制度理事会(FRB)の早期利下げを正当化させるとの見方が高まり長期金利が低下、ハイテク中心に買いが先行した。その後、12月ミシガン大消費者信頼感指数確定値や長期インフレ期待が予想外に上方修正されると、長期金利が上昇に転じたことで相場は失速。終盤にかけダウは小幅下落に転じた。ナスダックは根強い金利先安感に底堅く推移しまちまちで終了した。
225ナイト・セッションが通常終値比で220円高だったことから、日経平均は買い先行でスタート。ただ、米株市場がまちまちで方向感に乏しいことから買いは続かず、上げ幅をじりじりと縮小。クリスマス休暇に伴い、香港、オセアニア、欧州、英国、米国市場が休場となっていることから、参加者は限定的となり薄商いの静かな前場となった。
日経平均採用銘柄では、百貨店の23年7-12月期の免税売上高が過去最高になる見通しと伝わったことで、三越伊勢丹<3099>、Jフロント<3086>、高島屋<8233>も上昇。中国がゲーム規制の見直しを検討すると発表したことから、ネクソン<3659>が大幅高となったほか、コナミG<9766>も買われた。一方、足元上昇が目立っていた日本郵船<9101>、商船三井<9104>、川崎汽船<9107>は、欧州海運が紅海の運行を再開準備と伝わったことから利益確定の売りに押された。なお、フィラデルフィア半導体株指数(SOX指数)が続伸したことから、レーザーテック<6920>、ルネサス<6723>が買われた一方、スクリーンHD<7735>、アドバンテスト<6857>は売られるなど半導体関連はまちまちとなった。
セクターでは、ゴム製品、医薬品、精密機器、電気機器、情報・通信業などが上昇した一方、海運業、パルプ・紙、鉄鋼、電気・ガス業、倉庫・運輸関連業などが下落した。
後場の東京市場も引き続き商い閑散の地合いとなろう。13時ちょうどから植田日銀総裁が日本経済団体連合審議委員会で講演を行うことから、発言に対する為替の変動には注意が必要だが、先日の日本銀行金融政策決定会合後の記者会見での発言の範囲内となる見通しだ。後場も個別材料がある銘柄に売買は限られると考える。
■ドル・円は伸び悩み、欧米市場休場も円買い優勢
25日午前の東京市場でドル・円は伸び悩み。142円台半ばで取引を開始し、142円56銭まで買われた後、146円20銭まで弱含み。
25日の欧米市場はクリスマスのため休場となる。ドル・円などの主要通貨の為替取引は動意薄だが、ここまでは円買いがやや優勢。ただ、142円以下には顧客筋などのドル買い注文も入っており、目先的には142円台での取引が主体となる見込み。ユーロ・ドルは1.1018ドルから1.0994ドルで推移。ユーロ・円は157円04銭から156円30銭まで下げたが、その後は下げ渋っている。
午前中の取引レンジはドル・円は142円20銭-142円56銭、ユーロ・ドルは1.0994ドル-1.1018ドル、ユーロ・円は156円30銭-157円04銭。
■後場のチェック銘柄
・ホリイフードサービス<3077>、コラボス<3908>など、8銘柄がストップ高
※一時ストップ高(気配値)を含みます
・値上り寄与トップはソフトバンクG<9984>、同2位はファーストリテ<9983>
■経済指標・要人発言
【経済指標】
・特になし
【要人発言】
・森屋官房副長官
「ダイハツ不正問題、立ち入り検査の結果踏まえ厳正に対処」
<国内>
・植田日銀総裁講演(経団連)
・14:00 10月景気動向指数・先行改定値(速報値:108.7)
<海外>
・クリスマス休場:NZ、豪、香港、シンガポール、インド、イタリア、スペイン、
スイス、独、仏、英、南ア、米、カナダ、メキシコ、ブラジルなど
<CS>
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