「円高メリット」が12位にランク、日銀の政策正常化観測を背景に149円ラインを割り込む<注目テーマ>
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みんかぶと株探が集計する「人気テーマランキング」で、「円高メリット」が12位となっている。
日銀の3月会合(18~19日)が近づくなか、マイナス金利解除など金融政策の正常化観測が広がりやすくなっており、円高が事業面でメリットをもたらす銘柄を見直す機運が高まりつつある。
直近では日銀の高田創審議委員が2月29日、「2%の物価目標実現がようやく見通せる状況になってきた」「現行のきわめて強い金融緩和からのギアシフトが必要だ」などと発言。植田和男総裁は同日に行われた20カ国・地域(G20)財務相・中央銀行総裁会議後の会見で「2%の物価目標の持続的・安定的実現について、現時点で達成が見通せる状況ではない」との認識を示したが、市場参加者の間では3月会合で政策正常化に踏み切る可能性が依然として意識されているようだ。
6日夕に一部で「日銀が3月18~19日に開く金融政策決定会合で、一部出席者がマイナス金利政策の解除が妥当だと意見表明する見通しであることが分かった」と報じられたことや、この日の朝方に厚生労働省が発表した1月の毎月勤労統計調査で名目賃金を示す1人あたりの現金給与総額が前年同月比2.0%増と25カ月連続のプラスとなったこともあり、ドル円相場は2月12日以来およそ1カ月ぶりに149円ラインを割り込んでいる。
一般的に円高メリットを受けるとされるのが、ENEOSホールディングス<5020.T>などの石油株や王子ホールディングス<3861.T>をはじめとした紙パ株、輸入食品系の神戸物産<3038.T>、輸入服飾・雑貨系のワークマン<7564.T>、輸入家具系のニトリホールディングス<9843.T>などとされている。
出所:MINKABU PRESS
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