大引けの日経平均は前日比468.20円安の25963.00円となった。東証プライム市場の売買高は18億6965万株、売買代金は4兆2721億円だった。セクターでは精密機器、輸送用機器、金属製品を筆頭に全般売り優勢。一方、食料品、電気・ガス、陸運が上昇率上位となった。東証プライム市場の値下がり銘柄は全体の79%、対して値上がり銘柄は19%となった。
個別では、レーザーテック<6920>、ソフトバンクG<9984>、東エレク<8035>、リクルートHD<6098>などの主力ハイテク・グロース(成長)株が軒並み急落。ルネサス<6723>やアドバンテスト<6857>、SUMCO<3436>など半導体関連の下落が特に目立つ。為替の円高への揺り戻しに加えて6月の生産計画の下方修正が伝わったトヨタ自<7203>が大きく下落し、日産自<7201>、デンソー<6902>などの自動車関連も大幅安。INPEX<1605>
や三井物産<8031>などの資源関連、三菱重工<7011>、川崎重工<7012>の防衛関連、信越化学<4063>、日本製鉄<5401>コマツ<6301>などの景気敏感株も総じて下落。東証プライム市場値下がり率上位にはレーティング格下げが観測されたミルボン<4919>のほか、MSOL<7033>、メイコー<6787>、東海カーボン<5301>などがランクイン。富士通ゼネラル<6755>はレーティング格下げで売られた。
一方、東証プライム売買代金上位ではファーストリテ<9983>、ファナック<6954>が上昇し、ベイカレント<6532>、東レ<3402>なども買い優勢。ファナックは外資証券によるレーティング格上げが材料視されたもよう。ダブル・スコープ<6619>は後場から急伸。ほか、レーティング格上げが観測された京王電鉄<9008>やデサント<8114>、eスポーツ事業への参入を発表したソルクシーズ<4284>などが大きく上昇。業績予想を上方修正したエアトリ<6191>も値を伸ばした。ほか、ライオン<4912>、伊藤園<2593>、山パン<2212>、神戸物産<3038>、カルビー<2229>などの内需系ディフェンシブ銘柄が堅調。
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