日経平均;28179.04;+89.50TOPIX;1965.74;+5.04
[寄り付き概況]
1日の日経平均は89.50円高の28179.04円と3日続伸して取引を開始した。前日8月31日の米国株式市場は下落。ダウ平均は39.11ドル安の35360.73ドル、ナスダックは6.65ポイント安の15259.24で取引を終了した。予想を下回った8月シカゴ購買部協会景気指数や消費者信頼感指数に失望し、寄り付き後、下落。月末で、利益確定売りも目立ち、終日軟調に推移した。
今日の東京株式市場は買いが先行した。昨日の日経平均が月末最終営業日としては1年ぶりに上昇したことで投資家心理が改善したとの見方があった。一方、新型コロナ感染拡大による経済への悪影響や、自民党総裁選、衆院選などを絡めた国内政治の先行き不透明感が引き続き株価の重しとなったことに加え、日経平均が昨日までの2営業日で400円を超す上げとなり、心理的な節目とされる28000円を上回ったことで目先の達成感も指摘され、短期的な戻り売りも出やすかったが、寄り付き段階では買いが優勢だった。なお、取引開始前に発表された4-6月期の法人企業統計によると、金融業と保険業を除く全産業の設備投資額は前年同期比5.3%増だった。
セクター別では、パルプ・紙、輸送用機器、建設業、機械、電気機器などが値上がり率上位、金属製品、海運業、精密機器、サービス業が値下がりしている。東証1部の売買代金上位では、レーザーテック<6920>、ソフトバンクG<9984>、キーエンス<6861>、ファナック<6954>、アドバンテスト<6857>、村田製<6981>、ルネサス<6723>、コマツ<6301>、安川電<6506>、東電力HD<9501>、神戸物産<3038>、日立<6501>、SUMCO<3436>、オリックス<8591>などが上昇。他方、日本郵船<9101>、川崎汽船<9107>、日本電産<6594>、ベイカレント<6532>、リクルートHD<6098>などが下落している。
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