日経平均株価
始値 26422.86
高値 26516.32(09:02)
安値 25938.36(11:23)
大引け 26173.98(前日比 -397.89 、 -1.50% )
売買高 15億5474万株 (東証プライム概算)
売買代金 3兆7248億円 (東証プライム概算)
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■本日のポイント
1.日経平均は大幅反落、一時2万6000円台を割り込む場面も
2.前日の米株市場でNYダウが朝高後に崩れ、投資家心理が悪化
3.米長期金利上昇を受けたリセッション懸念が改めて重荷となる
4.「iPhone14」の増産断念の報道が嫌気され全体相場の下げ助長
5.引けにかけ配当再投資などの買いで約400円安まで下げ幅縮小
■東京市場概況
前日の米国市場では、NYダウは前日比125ドル安と6日続落した。米10年債利回りが一時3.99%まで上昇したことが警戒され、買い一巡後は売りに押された。
東京市場では、前日の米株市場でNYダウが下げ止まらなかったことを受け、リスク回避ムードが強まり、日経平均株価は大きく下値を探る展開となった。
28日の東京市場はリスクオフ一色となり、前引け時点では全体の9割の銘柄が値を下げる展開だった。日経平均は一時600円以上の下げを見せフシ目の2万6000円台を割り込む場面もあった。ただ、後場は引けにかけインデックス的な買いが入り下げ渋った。前日の米国株市場ではNYダウが一時大幅高に買われた後に失速し、結局6日続落で年初来安値更新という引け味の悪い展開となり、朝方は東京市場もこの地合いを引き継ぐ格好となった。米長期金利の上昇を受けリセッション懸念が高まったことで、景気敏感株やハイテク株など幅広い銘柄に売りが顕在化した。iPhone14の売れ行き不振で増産が断念されたとの報道でアップル関連株への売りも全体相場を押し下げた。引けにかけては配当再投資による買い需要が下値を支えたとみられ、下げ幅を縮小し、日経平均は2万6000円台を維持した。
個別では、レーザーテック<6920>や東京エレクトロン<8035>など半導体製造装置の主力株が売られたほか、ファーストリテイリング<9983>も商いを伴い大幅安となった。日経平均の銘柄入れ替えに伴い引け際に大量の売り買いをこなし売買代金トップとなった日本電産<6594>も安い。ソフトバンクグループ<9984>も軟調で5000円台割れ。任天堂<7974>が値を下げ、日本郵船<9101>、商船三井<9104>なども下値を探った。メルカリ<4385>が売られ、gumi<3903>は値下がり率トップ。スギホールディングス<7649>も大幅安。
半面、塩野義製薬<4507>が高く、HOYA<7741>も堅調。富士フイルムホールディングス<4901>も買いが優勢だった。エーザイ<4523>が急騰、シスメックス<6869>も全体に逆行し大幅高。トピー工業<7231>が値を飛ばし、MS-Japan<6539>も買いを集めた。オンワードホールディングス<8016>も物色人気に。
日経平均へのプラス寄与度上位5銘柄はエーザイ <4523>、中外薬 <4519>、ヤマハ <7951>、富士フイルム <4901>、塩野義 <4507>。5銘柄の指数押し上げ効果は合計で約49円。うち35円はエーザイ1銘柄によるもの。
日経平均へのマイナス寄与度上位5銘柄はファストリ <9983>、ファナック <6954>、SBG <9984>、東エレク <8035>、TDK <6762>。5銘柄の指数押し下げ効果は合計で約196円。うち121円はファストリ1銘柄によるもの。
東証33業種のうち上昇はパルプ・紙、医薬品、精密機器の3業種のみ。下落率の小さかった上位5業種は(1)金属製品、(2)卸売業、(3)機械、(4)電気・ガス業、(5)空運業。一方、下落率の大きかった5業種は(1)海運業、(2)不動産業、(3)鉄鋼、(4)小売業、(5)保険業。
■個別材料株
△ラサ商事 <3023> [東証S]
今期業績予想と配当計画の大幅増額を好感。
△レッド <3350> [東証S]
Web3関連子会社設立を材料視。
△グリー <3632> [東証P]
ブロックチェーンゲームを開発へ。
△Aバランス <3856> [東証S]
中期経営計画を上方修正。
△エーザイ <4523> [東証P]
アルツハイマー薬の第3相試験結果を好感。
△ガーラ <4777> [東証S]
韓国・淑明女子大学校の就職フェアでメタバースプラットフォーム提供。
△トピー <7231> [東証P]
非開示だった上期経常は23億円の黒字に浮上へ。
△タカトリ <6338> [東証S]
パワー半導体向けSiC材料切断加工装置の大口受注獲得。
△シスメックス <6869> [東証P]
尿検査装置の新モデル発売。
△オンワード <8016> [東証P]
今2月期営業利益は従来予想からほぼ倍増。
▼スギHD <7649> [東証P]
調剤事業の下振れなどをマイナス視。
▼ファストリ <9983> [東証P]
先物絡みでインデックス売りの影響を直撃。
東証プライムの値上がり率上位10傑は(1)エーザイ <4523>、(2)シスメックス <6869>、(3)トピー <7231>、(4)MSジャパン <6539>、(5)レック <7874>、(6)アグロカネシ <4955>、(7)オンワード <8016>、(8)静岡銀 <8355>、(9)シモジマ <7482>、(10)CIJ <4826>。
値下がり率上位10傑は(1)gumi <3903>、(2)CRE <3458>、(3)PRTIME <3922>、(4)ヒマラヤ <7514>、(5)ハードオフ <2674>、(6)HEROZ <4382>、(7)イオンファン <4343>、(8)トレファク <3093>、(9)スギHD <7649>、(10)ぐるなび <2440>。
【大引け】
日経平均は前日比397.89円(1.50%)安の2万6173.98円。TOPIXは前日比17.86(0.95%)安の1855.15。出来高は概算で15億5474万株。東証プライムの値上がり銘柄数は760、値下がり銘柄数は1011となった。東証マザーズ指数は688.46ポイント(12.81ポイント安)。
[2022年9月28日]
株探ニュース
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