大引けの日経平均は前日比428.60円高の27927.47円となった。東証プライム市場の売買高は12億6864万株、売買代金は3兆2501億円だった。セクターでは精密機器、卸売、鉱業を筆頭に全般上昇となった。一方、保険、パルプ・紙、空運の3業種のみが下落した。東証プライム市場の値上がり銘柄は全体の81%、対して値下がり銘柄は15%
だった。
個別では、レーザーテック<6920>、ソシオネクスト<6526>の半導体関連のほか、ファナック<6954>、安川電機<6506>の機械、村田製<6981>、TDK<6762>の電子部品、メルカリ<4385>、ギフティ<4449>のグロース株が全般高い。三井物産<8031>、丸紅<8002>
の商社を筆頭に、三菱UFJ<8306>、三井住友<8316>の銀行、日本製鉄<5401>、神戸製鋼所<5406>の鉄鋼など高株主還元銘柄も強かった。武田薬<4502>、第一三共<4568>の医薬品、NTT<9432>、KDDI<9433>の通信、味の素<2802>、東洋水産<2875>の食料品などディフェンシブ系も上昇し、ほぼ全面高だった。
既存店売上動向が好感されたファーストリテ<9983>、エービーシー・マート<2670>、アダストリア<2685>、サックスバーHD<9990>が大幅高。有名個人投資家の大量保有が判明したサイボウズ<4776>は思惑から急騰。外資証券によるレーティング格上げが観測されたユニプレス<5949>、オークマ<6103>も大きく上昇した。
一方、ネクステージ<3186>、安永<7271>、オーイズミ<6428>、河西工業<7256>などが東証プライム市場の値下がり率上位に顔を出した。大塚HD<4578>は創業家資産管理会社がブロックトレードで保有株を売却したと一部で報道されたことを受け、大きく下落した。
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