東京株式(前引け)=円高推移で利益確定売り誘発
きょう前場の東京株式市場は、売り優勢の展開。寄り後下げ渋る場面はあったが買いが続かなかった。前日の米国株市場でナスダック指数は10日続伸と最高値圏を走るもののNYダウは反落、外国為替市場でも1ドル=111円台後半の推移と円高含みで手控えムードが広がった。ECB理事会では金融緩和策の現状維持を決定、ドラギ総裁の会見でも金融引き締めに慎重な姿勢がマーケットに伝わったことで、欧米の長期金利は低下傾向となっている。日経平均は前日後場に一段高に買われた反動もあって利益確定売りが出やすい面があった。
個別では安川電機<6506.T>が大商いをこなして急騰、三菱電機<6503.T>、キヤノン<7751.T>などにも買いが先行している。SMC<6273.T>が買われ、ファナック<6954.T>も高い。サカタインクス<4633.T>が大幅高、ゲンキー<2772.T>は一時ストップ高に買われた。シンフォニアテクノロジー<6507.T>、山一電機<6941.T>なども値を飛ばした。半面、トヨタ自動車<7203.T>が冴えず、TDK<6762.T>も売られた。三菱UFJフィナンシャル・グループ<8306.T>、第一生命ホールディングス<8750.T>などが軟調、国際石油開発帝石<1605.T>など資源株も値を下げた。
出所:株経ONLINE(株式会社みんかぶ)
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