日経平均株価
始値 36535.60
高値 36683.89(09:06)
安値 36074.71(11:16)
大引け 36442.43(前日比 +209.92 、 +0.58% )
売買高 19億7924万株 (東証プライム概算)
売買代金 4兆7016億円 (東証プライム概算)
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■本日のポイント
1.日経平均は強調続く、方向感見えにくい中も3連騰
2.朝方は400円超の上昇、その後はいったん値を消す
3.岸田首相が総裁選に不出馬と伝わるも相場は消化難
4.前場はマイナス圏で着地、後場終盤は買いが優勢に
5.値上がり銘柄数が74%占める、売買代金は減少傾向
■東京市場概況
前日の米国市場では、NYダウは前日比408ドル高と反発した。7月の米卸売物価指数(PPI)が市場予想を下回ったことから利下げ期待が高まり買いが優勢となった。
東京市場では、日経平均株価が方向感の定まらない動きとなったが、後場後半に買いの勢いが強まり結局200円あまりの上昇で取引を終えた。
14日の東京市場は、不安定な相場つきとなった。朝方は前日の米株高を受けリスクを取る動きが優勢で、日経平均は400円を超える上昇をみせたものの、その後は目先筋の利益確定売りに押され値を消した。前場取引時間中に岸田首相が総裁選不出馬の意向を固めたことが伝わったが、いったん日経平均はショート筋の買い戻しで上昇基調となったものの、その後は政治の先行き不透明感を警戒して再び売りが優勢となり、前引け時点ではマイナス圏に沈んだ。後場に入ってもはっきりしない地合いが続いたが、終盤に買いが優勢となり、3万6400円台まで水準を切り上げて着地している。値上がり銘柄数は後場取引後半に増勢となり、1200を超えプライム市場全体の74%を占めた。売買代金は前日に続き5兆円に届かず、8月に入ってからは最低水準となった。
個別では、ディスコ<6146>が堅調、ソフトバンクグループ<9984>も高い。三井住友フィナンシャルグループ<8316>がしっかり、リクルートホールディングス<6098>も上昇した。東京海上ホールディングス<8766>が高く、楽天グループ<4755>が上値を追った。東邦亜鉛<5707>はストップ高に買われ、サッポロホールディングス<2501>、アトラエ<6194>、ダイヤモンドエレクトリックホールディングス<6699>が急騰したほか、ラクス<3923>も物色人気。
半面、売買代金トップのレーザーテック<6920>が安く、東京エレクトロン<8035>も冴えない。ファーストリテイリング<9983>もやや売りに押される展開。日立製作所<6501>、メルカリ<4385>が軟調、HOYA<7741>も安い。キュービーネットホールディングス<6571>が急落、ランドコンピュータ<3924>が大幅安。日本マイクロニクス<6871>、トリドールホールディングス<3397>などの下げも目立つ。
日経平均へのプラス寄与度上位5銘柄はSBG <9984>、リクルート <6098>、アドテスト <6857>、トヨタ <7203>、中外薬 <4519>。5銘柄の指数押し上げ効果は合計で約91円。
日経平均へのマイナス寄与度上位5銘柄はファストリ <9983>、東エレク <8035>、日東電 <6988>、レーザーテク <6920>、テルモ <4543>。5銘柄の指数押し下げ効果は合計で約64円。
東証33業種のうち31業種が上昇し、下落は精密機器、倉庫運輸関連の2業種のみ。上昇率の大きかった上位5業種は(1)輸送用機器、(2)保険業、(3)非鉄金属、(4)その他製品、(5)ゴム製品。一方、上昇率の小さかった5業種は(1)化学、(2)繊維製品、(3)小売業、(4)情報・通信業、(5)水産・農林業。
■個別材料株
△日基技 <1914> [東証S]
4-6月期営業利益2.6倍化で上期計画を超過。
△フルッタ <2586> [東証G]
第1四半期は営業黒字に浮上。
△アンビDX <3300> [東証G]
25年6月期は大幅増収増益で68円増配へ。
△マリオン <3494> [東証S]
24年9月期利益予想を上方修正しBOOSTRYとの業務提携を発表。
△ジーダット <3841> [東証S]
東証が信用規制の臨時措置を解除。
△フレクト <4414> [東証G]
今期経常を4%上方修正・最高益予想を上乗せ。
△リベース <5138> [東証G]
4-6月期(1Q)経常は54%増益で着地。
△BTM <5247> [東証G]
4-6月期(1Q)経常は21%増益で着地。
△ポート <7047> [東証G]
第1四半期営業益2.0倍で株主優待実施へ。
△アソインター <9340> [東証S]
25年6月期営業益予想14%増で5円増配へ。
▼ピクセル <2743> [東証S]
決算発表を延期。
▼ナイル <5618> [東証G]
今期最終を赤字拡大に下方修正、対純資産で53%の赤字。
東証プライムの値上がり率上位10傑は(1)東邦鉛 <5707>、(2)サッポロHD <2501>、(3)アトラエ <6194>、(4)ダイヤHD <6699>、(5)LIFULL <2120>、(6)ラクス <3923>、(7)ミダックHD <6564>、(8)インフォMT <2492>、(9)オープンG <6572>、(10)マーキュリア <7347>。
値下がり率上位10傑は(1)QBNHD <6571>、(2)ランドコンピ <3924>、(3)日本マイクロ <6871>、(4)トリドール <3397>、(5)メルカリ <4385>、(6)Lドリンク <2585>、(7)LTS <6560>、(8)シュッピン <3179>、(9)ファインデ <3649>、(10)フロンティM <7038>。
【大引け】
日経平均は前日比209.92円(0.58%)高の3万6442.43円。TOPIXは前日比28.35(1.11%)高の2581.90。出来高は概算で19億7924万株。東証プライムの値上がり銘柄数は1223、値下がり銘柄数は369となった。東証グロース250指数は592.90ポイント(10.98ポイント高)。
[2024年8月14日]
株探ニュース
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