＜動意株・１３日＞（大引け）＝アマダＨＤ、リョービ、Ｕ－ＮＥＸＴなど

　アマダホールディングス＜6113.T＞＝後場一段高。午後２時に自社株買いを発表しており、これを好感した買いが入っている。９００万株（発行済み株式数の２．４１％）、１００億円を上限としており、取得期間は５月１４日から来年３月２８日まで。同時に発表した決算では、１５年３月期連結売上高２８６５億２７００万円（前の期比１１．７％増）、営業利益２７６億９４００万円（同７０．７％増）、純利益１８４億２３００万円（同５１．２％増）と大幅営業増益で着地。１６年３月期は売上高２９５０億円（前期比３．０％増）、営業利益３４０億円（同２２．８％増）、純利益２３０億円（同２４．８％増）を見込む。

　リョービ＜5851.T＞＝後場急伸。午後１時に１６年３月期通期の連結業績予想を公表。営業利益は１１０億円（前期比２０．６％増）を見込むとしており、これが好感されているようだ。売上高は２６４０億円（同１６．２％増）を予想。主力のダイカスト事業は海外を中心に堅調な伸びを見込み、同事業の売上高は２０８０億円（同２０．０％増）になると予想している。なお、為替レートは１ドル＝１２０円、１ユーロ＝１４５円を前提としている。

　Ｕ－ＮＥＸＴ＜9418.T＞＝後場一段高。きょう、ソニー＜6758.T＞が６月２０日に発売する液晶テレビ「ブラビア」が新たに採用したプラットフォーム「アンドロイドＴＶ」に、映像配信サービス「Ｕ－ＮＥＸＴ」のアプリケーションを提供すると発表。これが買い手掛かりとなっているようだ。アンドロイドＴＶは、ゲームや映画、動画などインターネット上のコンテンツをテレビ画面で楽しむことができるプラットフォームで、「Ｕ－ＮＥＸＴ」などの動画を大画面で見たり、アンドロイドのゲームを専用コントローラーで遊ぶことができる。

　日成ビルド工業＜1916.T＞＝急伸。１２日の取引終了後、１６年３月期の連結業績予想を発表。売上高５５０億円（前期比２４．８％増）、営業利益４０億円（同２２．４％増）、純利益２６億円（同８．６％増）と増収増益を見込んでおり、これを好感している。７億円超規模の設備投資を実行しユニットハウス製品の生産能力増強を図る。また、大手コンビニエンスストアを中心とした流通店舗の開発のみならず、宿泊施設など対象不動産の範囲を広げることで、高収益不動産の開発を促進していく方針。

　丸和運輸機関＜9090.T＞＝大幅高。１２日取引終了後、１６年３月期の連結業績を発表。売上高５７０億円（前期比５．５％増）、営業利益は３２億３０００万円（同１０．４％増）と前期に続いて増収増益を予想した。引き続き食品スーパーマーケットの３ＰＬ業務をターゲットとした営業を強化、継続したコスト削減と物流品質の向上に取り組むことで、業績を拡大していく。

　木徳神糧＜2700.T＞＝一時ストップ高。１２日の取引終了後、１５年１２月期の連結業績見通しについて、売上高を従来予想の１０３８億円から１０１０億円（前期比４．８％減）へ下方修正した一方、営業利益を同８億３０００万円から１１億円（同２．７％減）へ、純利益を同５億円から６億８０００万円（同０．４％減）へ上方修正したことが好感されている。国産米の販売数量は前年並みで推移しているものの、販売単価が予想以上に下落しているため売上高は下方修正するが、米穀事業で中食や外食向けの精米・玄米販売の拡大、仕入手法の多様化の推進、在庫管理の徹底などに注力し、予想以上の成果が得られていることから、各利益は増額するとしている。

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出所：株経通信（株式会社みんかぶ）