を見極めたいとの思惑から様子見ムードが強まり、ほぼ横ばいで推移、膠着感の強い展開となった。
大引けの日経平均は前日比270.33円安の27446.10円となった。東証プライム市場の売買高は12億7037万株、売買代金は3兆813億円だった。セクターではゴム製品、石油・石炭、輸送用機器が下落率上位となった一方、パルプ・紙、食料品、銀行が上昇率上位となった。東証プライム市場の値下がり銘柄は全体の62%、対して値上がり銘柄は34%だった。
個別では、ソフトバンクG<9984>、ソニーG<6758>、東エレク<8035>、ファーストリテ<9983>、信越化学<4063>などの値がさ株が大きく下落。リクルートHD<6098>、エムスリー<2413>、メルカリ<4385>などのグロース株や、ディスコ<6146>、村田製<6981>、TDK<6762>、イビデン<4062>のハイテク株も総じて下落。日本製鉄<5401>、INPEX<1605>、ENEOS<5020>、大阪チタ<5726>などの資源関連も安い。業績予想を下方修正した住友ゴム<5110>、ブラザー工業<6448>、クボタ<6326>、ベネッセHD<9783>、カシオ<6952>、神戸製鋼所<5406>、カネカ<4118>などが大幅に下落。ホンダ<7267>は業績予想を上方修正も、市場予想にとどかず失望感から売られた。取引時間中に決算を発表した日本農薬<4997>は期待値に届かず、五洋建設<1893>は業績予想の下方修正が失望され、それぞれ後場後半から急落した。
一方、レーザーテック<6920>、ソシオネクスト<6526>がハイテク関連の中で逆行高。三菱商事<8058>、伊藤忠<8001>の商社、郵船<9101>、商船三井<9104>の海運などが堅調。好決算を材料にセグエG<3968>、フジクラ<5803>がストップ高となったほか、日清オイリオ<2602>、ライト工業<1926>が大幅に上昇。ネクソン<3659>は自社株買いが好感され、業績予想を上方修正したホシザキ<6465>も高く買われた。RSテクノ<
3445>は中国子会社の新規上場に関するリリースが好感されてストップ高。前引け後に業績予想の上方修正と増配を発表した川崎重工<7012>は後場から急伸。ほか、業績上方修正と増配を発表したヨコオ<6800>、業績上方修正と自社株買いを発表した鹿島<1812>、大幅増益が続いた日本ピラー<6490>などが後場から急伸した。
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