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【↓】日経平均 大引け| 4日ぶり小反落、前日までの上昇の反動が顕在化 (10月17日)

配信元:株探
投稿:2019/10/17 16:13

日経平均株価
始値  22451.15
高値  22522.39(10:22)
安値  22424.92(09:04)
大引け 22451.86(前日比 -21.06 、 -0.09% )

売買高  11億1478万株 (東証1部概算)
売買代金  1兆9233億円 (東証1部概算)

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■本日のポイント

 1.日経平均は4日ぶり小反落、前日までの上昇の反動が顕在化する形に
 2.前日の米株市場が上昇一服、明日の中国経済指標を確認したいとの思惑も
 3.ブレグジット問題への警戒くすぶる中、EU首脳会議の結果も気にされる
 4.為替が1ドル=108円台後半と円安水準でもみ合ったことはプラス材料
 5.値下がり銘柄数1400超、様子見ムードで売買代金は2兆円を割り込む

■東京市場概況

 前日の米国市場では、NYダウは22ドル安と小反落した。米中貿易協議の不透明感や9月の米小売売上高が市場予想を下回ったことで利益確定売りに押された。

 東京市場では売り買い交錯もやや売りに押される展開となり、日経平均株価は小幅ながら前日終値を下回った。下値抵抗力も発揮したが商いは低調だった。

 17日の東京市場は、前日の米国株市場で主要株価指数が上昇一服となったことで利益確定売りを誘発した。米中摩擦への警戒感がくすぶるなか、18日に中国でGDPなど重要経済指標の発表が相次ぐこともあり、この結果を見極めたいとの思惑が上値を押さえる要因となっている。一方、英国のEU離脱問題については、17~18日の日程で開催されるEU首脳会議での協議が注目され、これも買い手控え要因となっている。ただ、外国為替市場で1ドル=108円台後半の推移と円安水準でもみ合っていることは全体相場の下支え材料となった。なお、値下がり銘柄数は1400を超え、東証1部の3分の2を占めており、売買代金は活況・閑散相場の境目とされる2兆円を割り込んだ。

 個別では、ソニー<6758>が高く、村田製作所<6981>太陽誘電<6976>などもしっかり。スズキ<7269>が高く、ヤマトホールディングス<9064>なども買い優勢、資生堂<4911>も堅調だった。ベクトル<6058>が急騰、三信電気<8150>も値を飛ばした。三光合成<7888>も物色人気化した。CARTA HOLDINGS<3688>タマホーム<1419>が買われ、ディップ<2379>も上昇した。
 半面、売買代金トップの任天堂<7974>が値を下げ、東京エレクトロン<8035>も冴えない。リクルートホールディングス<6098>NTT<9432>が軟調。SMC<6273>が下落したほか、HOYA<7741>も売りに押された。アイル<3854>が急落、パイプドHD<3919>も大幅安、三櫻工業<6584>も大きく利食われた。ルネサスエレクトロニクス<6723>が売られ、日本冶金工業<5480>なども下値を探る展開となった。

 日経平均へのプラス寄与度上位5銘柄はSBG <9984>ファストリ <9983> 、ソニー <6758>アステラス <4503>塩野義 <4507> 。5銘柄の指数押し上げ効果は合計で約33円。
 日経平均へのマイナス寄与度上位5銘柄はKDDI <9433>東エレク <8035>中外薬 <4519>リクルート <6098>セコム <9735> 。5銘柄の指数押し下げ効果は合計で約21円。


 東証33業種のうち上昇は7業種。上昇率の上位5業種は(1)海運業、(2)空運業、(3)石油石炭製品、(4)化学、(5)電気機器。一方、下落率の上位5業種は(1)電気・ガス業、(2)陸運業、(3)水産・農林業、(4)ガラス土石製品、(5)パルプ・紙。

■個別材料株

シスロケ <2480> [JQ]
 今期経常を16%上方修正・13期ぶり最高益更新へ。
ソフトクリエ <3371>
 上期経常を一転15%増益・最高益に上方修正。
カルタHD <3688>
 今期経常を40%上方修正。
△アクロディア <3823> [東証2]
 暗号資産取引所システムの開発完了でライセンス提供開始へ。
ニューテック <6734> [JQ]
 深層学習ワークステーションの販売開始へ。
△カーチスHD <7602> [東証2]
 子会社が中古車輸出大手と業務提携。
ブシロード <7803> [東証M]
 子会社が女子プロレス事業を譲受へ。
三信電 <8150>
 上期経常を一転91%増益に上方修正。
MV東海 <8198> [東証2]
 10万株を上限とする自社株買いを実施へ。
△ギフト <9279> [東証M]
 今期配当を5円増額、1部昇格へ準備開始。

イトヨーギョ <5287> [東証2]
 東証が信用規制。
タカキタ <6325>
 上期経常を12%下方修正。

 東証1部の値上がり率上位10傑は(1)ベクトル <6058> 、(2)三信電 <8150> 、(3)ソフトクリエ <3371> 、(4)メディアドゥ <3678> 、(5)三光合成 <7888> 、(6)カルタHD <3688> 、(7)タマホーム <1419> 、(8)モバファク <3912> 、(9)クレスコ <4674> 、(10)近畿車 <7122>
 値下がり率上位10傑は(1)大和冷 <6459> 、(2)アイル <3854> 、(3)極東証券 <8706> 、(4)パイプドHD <3919> 、(5)ショーケース <3909> 、(6)ラクスル <4384> 、(7)三桜工 <6584> 、(8)日基技 <1914> 、(9)タケエイ <2151> 、(10)明治海 <9115>

【大引け】

 日経平均は前日比21.06円(0.09%)安の2万2451.86円。TOPIXは前日比7.35(0.45%)安の1624.16。出来高は概算で11億1478万株。東証1部の値上がり銘柄数は636、値下がり銘柄数は1433となった。日経ジャスダック平均は3416.38円(5.49円高)。

[2019年10月17日]

株探ニュース
配信元: 株探

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