日経平均株価
始値 22848.02
高値 22939.39(10:07)
安値 22466.54(14:50)
大引け 22472.91(前日比 -652.04 、 -2.82% )
売買高 16億7956万株 (東証1部概算)
売買代金 2兆8403億円 (東証1部概算)
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■本日のポイント
1.日経平均は650円を超える下げで2万2400円台まで下落
2.NYダウ続落など受け利食い誘発、先物主導で後場に大きく崩れる
3.FOMCの金融緩和策長期化も為替の円高進行が嫌気される展開に
4.米株価指数先物の下げを横目に売り仕掛け、海運、鉄鋼などに売り
5.値下がり銘柄数は1900を上回り、全体のほぼ9割の銘柄が下落
■東京市場概況
前日の米国市場では、NYダウは前日比282ドル安と続落した。パウエル米連邦準備理事会FRB議長が会見で、景気回復のペースには不透明感が強いとコメントしたことで、景気敏感株を中心に売り物が膨らんだ。
東京市場では、売り優勢で後場に入り波乱展開となった。日経平均株価は先物主導で650円を超える急落となりほぼ安値引けとなった。
11日の東京市場は、これまでのリスク選好ムードが一変して先物主導で大きく値を下げる形となった。前日の米国株市場ではNYダウが続落し、ナスダック総合指数は最高値更新が続いているものの主要株指数が高安まちまちの展開だった。FOMCでゼロ金利政策を2022年末まで継続する方針をFRBが示したことは株式市場にとってはプラス材料だが、外国為替市場でドル売りの動きを誘い、為替が円高方向に振れたこともマイナス材料となった。後場は米株価指数先物の下げを横目に先物主導で値を崩し、利益確定を急ぐ動きも加わって日経平均は下げ幅を一気に広げた。業種別ではほぼ全面安で、海運、非鉄、鉄鋼などへの売りが目立つ。東証1部の値下がり銘柄数は1900を超え、全体のほぼ9割に達した。
個別では、ファーストリテイリング<9983>が大幅安、トヨタ自動車<7203>が下落。自動車株では日産自動車<7201>は下げが目立つ。タカラバイオ<4974>も軟調。三菱UFJフィナンシャル・グループ<8306>などメガバンクが売られ、リクルートホールディングス<6098>も安い。りらいあコミュニケーションズ<4708>が急落したほか、トビラシステムズ<4441>、武蔵精密工業<7220>も大きく値を下げた。T&Dホールディングス<8795>も売られた。
半面、任天堂<7974>が商いを伴い逆行高。オリエンタルランド<4661>、中外製薬<4519>も買いが優勢だった。古河電池<6937>がストップ高、日東製網<3524>も一時ストップ高に買われた。アイロムグループ<2372>、ライクキッズ<6065>なども値を飛ばした。アイティメディア<2148>も高い。MonotaRO<3064>も物色人気。
日経平均へのプラス寄与度上位5銘柄は中外薬 <4519> 、明治HD <2269> 、ニチレイ <2871> 、サイバー <4751> 、NTT <9432> 。5銘柄の指数押し上げ効果は合計で約2円。うち2円は中外薬1銘柄によるもの。
日経平均へのマイナス寄与度上位5銘柄はファストリ <9983> 、SBG <9984> 、テルモ <4543> 、京セラ <6971> 、ファミマ <8028> 。5銘柄の指数押し下げ効果は合計で約185円。うち98円はファストリ1銘柄によるもの。
東証33業種のうち上昇はその他製品のみ。下落率の小さかった上位5業種は(1)電気・ガス業、(2)情報・通信業、(3)小売業、(4)陸運業、(5)食料品。一方、下落率の大きかった5業種は(1)海運業、(2)空運業、(3)鉱業、(4)保険業、(5)鉄鋼。
■個別材料株
△モノタロウ <3064>
5月売上高10%増と好調持続。
△デュアルT <3469> [東証2]
時間貸し駐車場の運営を開始。
△日東網 <3524>
21年4月期営業益予想13.6%増。
△ラクス <3923> [東証M]
岩井コスモ証券が目標株価を2600円に引き上げ。
△EMシステム <4820>
上限0.8%の自社株買いを発表。
△上村工 <4966> [東証2]
4万株を上限とする自社株買いを実施へ。
△ニューテック <6734> [JQ]
エヌビディアの新GPU搭載アプライアンスサーバーを発売。
△OSGコーポ <6757> [JQ]
第1四半期経常は5倍増益。
△アライドHD <6835> [東証2]
「アライド光テレワークパック」の提供開始。
△浜木綿 <7682> [JQ]
株主優待制度を新設。
▼りらいあ <4708>
「電話勧誘で録音の改ざん・捏造」との報道。
▼ハウテレ <7064> [東証M]
2-4月期(1Q)経常は赤字転落で着地。
東証1部の値上がり率上位10傑は(1)古河池 <6937> 、(2)日東網 <3524> 、(3)ライクキッズ <6065> 、(4)スマバ <9417> 、(5)リケンテクノ <4220> 、(6)第一カッタ <1716> 、(7)アイロムG <2372> 、(8)丹青社 <9743> 、(9)ITメディア <2148> 、(10)ノジマ <7419> 。
値下がり率上位10傑は(1)レナウン <3606> 、(2)DLE <3686> 、(3)りらいあ <4708> 、(4)トビラシステ <4441> 、(5)CRE <3458> 、(6)ネクシィーズ <4346> 、(7)トーホー <8142> 、(8)サンコール <5985> 、(9)武蔵精密 <7220> 、(10)宝HLD <2531> 。
【大引け】
日経平均は前日比652.04円(2.82%)安の2万2472.91円。TOPIXは前日比35.79(2.20%)安の1588.92。出来高は概算で16億7956万株。東証1部の値上がり銘柄数は203、値下がり銘柄数は1939となった。日経ジャスダック平均は3453.10円(35.34円安)。
[2020年6月11日]
株探ニュース
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