シカゴ先物にサヤ寄せする形からやや買い優勢スタートとなりそうだ。しかし、昨日の大幅上昇に繋がった断続的なインデックス買いは期待しづらいところであろう。
連休の待機的な資金流入は一巡しており、断続的なインデックス買いが見られないとなれば、利益確定の流れも出やすい。米国では雇用統計に対する期待感はありそうだが、来週は決算発表がピークを迎えることもあり、ショートカバーは意識されるものの、積極的なロングポジションをオーバーウィークさせてくる流れにはならないと考えられる。
そのため、25日線を捉えてきた日経平均についても、同水準を一気に上放れてくる展開は考えづらく、この水準をクリアしてくる動きをみせてくるようであれば、サプライズ感が強まりやすい。物色の流れとしては決算を手掛かりとした個別対応になるだろうが、昨日の決算については任天堂<7974>の今期見通しに対してネガティブな反応を見せてくるかが注目されるところである。前期は計画を上振れての着地だが、今期については巣ごもり消費の反動減を想定している。昨日は先回り的に下落していた面もあり、売り一巡後の底堅さを見極めたいところであろう。決算に対する慎重姿勢が高まってくるようだと、来週の決算ピークを前に様子見姿勢を強めてくる可能性があるため、テーマ株など材料株での短期的な値幅取り狙いに向かわせそうである。
なお、中小型の決算では、レノバ<9519>、インソース<6200>、ホーブ<1382>、サイバリンクス<3683>、イノベーション<3970>などが注目されそうである。
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