東京株式（前引け）＝続落、半導体や電子部品株買われ下値は限定的

　２６日前引けの日経平均株価は前営業日比１１７円１６銭安の２万１０７６円６５銭と続落。前場の東証１部の売買高概算は４億４９５６万株、売買代金概算は８０８８億７０００万円。値上がり銘柄数は７７３、対して値下がり銘柄数は１２３４、変わらずは１２７銘柄だった。

　きょう前場の東京市場は買い手控えムードのなか終始売りに押される展開となった。前日の米国株市場でＮＹダウが約１８０ドル値を下げ、リスク回避の流れが東京市場にも及んだ。ただ、２万１０００円台半ばでは押し目買いが入り下げ渋る動きをみせている。半導体製造装置関連や電子部品株が買われ全体を支え、外国為替市場では１ドル＝１０７円４０銭台の推移と足もと円安含みでもみ合っていることも株価下支え材料となった。

　個別ではファーストリテイリング<9983.T>が値を下げ、トヨタ自動車<7203.T>、キヤノン<7751.T>も軟調。資生堂<4911.T>、花王<4452.T>なども値を下げた。マクセルホールディングス<6810.T>が急落、ネットワンシステムズ<7518.T>も大幅安。ウェルネット<2428.T>も売られた。半面、東京エレクトロン<8035.T>、アドバンテスト<6857.T>が高く、村田製作所<6981.T>も買い優勢。ＬＩＸＩＬグループ<5938.T>が値上がり率トップとなり、レオパレス２１<8848.T>も物色人気。高島屋<8233.T>も買われた。

出所：minkabuPRESS