■本日はリスク先行的なドル買いが優勢の可能性
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■昨日のNYタイムに発表のあった米消費者物価指数が
市場の予想値を上回ったことから、NY原油、米株価が
反発し、ドル買い優勢となりました。
■本日のメインとなる材料であるFOMCは、
政策金利の引き上げが賛成多数で決定されることが
確実視されています。
特に懸念されていたコアインフレ率が2.0%に達した
ことも、利上げへの後押し材料になっていると
考えています。
また、仮に2.0%程度のコアインフレ率が持続できた場合、
利上げペースに関しては、年4回の利上げも
実施可能であると考えています。
■本日のFOMCの声明文で利上げペースに関する
コメントがあるのかに期待していますが、最近の金融市場は
原油価格のボラティリティの大きさに配慮して、
コメントは控える可能性は高いのではないかとみています。
しかし、本日に関しては金融正常化に向けた利上げを
背景に、リスク先行的なドル買いが優勢である
考えています。
■テクニカルでは、上値抵抗ポイントとしてあげていた
移動平均75日・200日線をクリアしたことが上昇機運に
つながっていると思います。
一目均衡表では先行線を示す雲に突入しかかったものの、
雲を抜け出たことが安心材料になっています。
しかし、遅行線は実態部の下に位置しているので
まだ戻り相場であることは忘れないように気をつけたいです。
本日の上値ポイントは、先週末高値の122.23円、
ボリンジャバンドのセンターバンド122.45円と
みています。
下値ポイントは、200日移動平均線の121.59円、
同75日線の121.16円とみています。