FB Research Memo(1):2024年4月期は計画を上回る増収増益。中期経営計画の業績目標を達成

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最新投稿日時:2024/07/18 16:01 - 「FB Research Memo(1):2024年4月期は計画を上回る増収増益。中期経営計画の業績目標を達成」(フィスコ)

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FB Research Memo(1):2024年4月期は計画を上回る増収増益。中期経営計画の業績目標を達成

配信元:フィスコ
投稿:2024/07/18 16:01
*16:01JST FB Research Memo(1):2024年4月期は計画を上回る増収増益。中期経営計画の業績目標を達成 ■要約

フリービット<3843>は、法人向けにインターネットビジネスやMVNO※1向け事業支援(MVNE※2)サービス、集合住宅向けインターネットサービス、インターネット広告、個人向けインターネット接続やモバイルなどのサービスを提供しており、事業は「5Gインフラ支援事業」「5G生活様式支援事業」「企業・クリエイター5G DX※3支援事業」の3つにセグメントされる。「Being The NET Frontier!〜Internetをひろげ、社会に貢献する〜」という企業理念の下、祖業である通信インフラ領域で技術と実績を積み上げるとともに、積極的なM&Aを通じて事業ドメインをサービス領域へと拡充してきた。現在2021年から2030年の10ヶ年計画による企業経営を推進しており、「5G/web3時代のPlatform Maker」としての事業拡大に向けてさらに進化を続ける方針である。

※1 MVNO:仮想移動体通信事業者。
※2 MVNE:MVNOの支援事業者。
※3 DX:デジタルトランスフォーメーション。


1. 2024年4月期業績の概要
2024年4月期の連結業績は、売上高が前期比13.4%増※の53,037百万円、営業利益が同46.9%増の5,887百万円と、2回目の増額修正をさらに上回る着地となった。売上面では3つの事業がそれぞれバランスよく伸長した。利益面では積極的な戦略投資を継続しながらも、増収による収益の押し上げや利益改善効果により大幅な営業増益を実現した。活動面では、今後の成長ドライバーとなる「TONE Chain」やシーズ事業となる「TONE Care」「StandAlone」の立ち上げなど、「5G/web3時代のPlatform Maker」に向けたセットアップが完了し、次期中期経営計画につながる成果を上げることができた。また、株主還元の充実にも前倒しで取り組み、2024年4月期の期末配当は前期比19.0円増配の1株当たり27.0円と大幅増配を実施したほか、株主に対する「TONE Chain」への参加権及び「株主NFT」を配布し、web3時代のステークホルダーコミュニティ実証実験「One Vision」を開始した。

※2024年4月期より、子会社(株)ギガプライズとその子会社が決算日を3月31日から4月30日に変更したため、当期連結業績は当該子会社の2023年4月1日〜2024年4月30日の13ヶ月分の金額(以下、決算期変更影響を含む値)を基に、前期12ヶ月分の金額と比較して算出。


2. 2025年4月期の業績予想
「SiLK VISION 2027」の初年度となる2025年4月期の業績予想について同社は、売上高を前期比5.3%増※の54,000百万円、営業利益を同3.8%増の5,700百万円と見込んでいる。引き続きMVNO向け支援(MVNE)サービスや集合住宅向けインターネットサービス、アフィリエイト広告サービスなどが好調に推移し、各事業が伸長する見通しのようだ。利益面では、「SiLK VISION 2027」の最終ゴールを意識した戦略投資を投入する一方、増収による収益の底上げや業務効率の推進により営業増益を確保する想定となっている。活動面では、5G/web3時代を見据え、「SiLK VISION 2024」で生みだしたシード事業の社会実装を推進する考えだ。

※2024年4月期の連結業績において、決算期変更影響を除外した値を基に計算。


3. 中長期戦略の方向性
同社は、5G/web3時代の到来やその先の6Gを見据え、2021年〜2030年にかけて10ヶ年計画を推進している。これまで通信インフラ事業で培ってきた技術的優位性に加え、技術的変化への対応により「5G/web3時代のPlatform Maker」として進化し、複雑化する社会課題の解決と持続的な成長を実現する方向性である。また、そのためのロードマップとして10年間を3つのフェーズに分け、「SiLK VISION 2024」をPre 5G(成長事業の創出)、「SiLK VISION 2027」をCore 5G(社会実装と成長加速)、「SiLK VISION 2030」を6G Standby(6G対応)と位置付けている。「SiLK VISION 2024」は業績目標を達成するとともに、次期中期経営計画に向けたセットアップが完了した。次の「SiLK VISION 2027」の内容については2024年7月下旬の公表を予定しているが、5G/web3領域における事業の社会実装及び成長加速を目指す方向性に変わりはない。2024年5月には医療DXへの新たな展開が公表され、今後の方向性を示す象徴的な事例として注目される。

■Key Points
・インターネット関連ビジネスを展開。強みは技術力と、技術と運用を組み合わせる「Building Blocks」
・2024年4月期は計画を上回る増収増益を実現するとともに、大幅増配と新規優待を開始
・「SiLK VISION 2024」を通じて「5G/web3時代のPlatform Maker」に向けたセットアップが完了
・次の「SiLK VISION 2027」では5G/web3領域における事業の社会実装並びに事業拡大を目指す

(執筆:フィスコ客員アナリスト 柴田郁夫)

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配信元: フィスコ

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