トヨタなど自動車株に下押し圧力、1ドル=146円台への円高進行で◇
トヨタ自動車<7203.T>など自動車株が総じて安く、東証の業種別指数で輸送用機器は下落率トップとなった。前週末に米連邦準備制度理事会(FRB)のパウエル議長が講演を行った。利下げについては時期尚早との見解を示しながらも、現在の政策金利については「かなり抑制的な水準」と述べた。市場参加者が見込む政策転換シナリオに沿った発言との受け止めもあって、米長期金利は4.1%台まで低下し、ドル売りを促した。円相場は対ドルで上昇し、一時1ドル=146円台前半と9月以来の水準をつけた。円高による収益圧迫リスクが意識され、自動車株の重荷となっている。ホンダ<7267.T>や日産自動車<7201.T>、マツダ<7261.T>、SUBARU<7270.T>も水準を切り下げている。
(注)タイトル末尾の「◇」は本文中に複数の銘柄を含む記事を表しています。
出所:MINKABU PRESS
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