たとえポジション調整でも“相応以上の反発”となる…!? - ドル円

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最新投稿日時:2023/11/30 11:10 - 「たとえポジション調整でも“相応以上の反発”となる…!? - ドル円」(武市佳史)

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たとえポジション調整でも“相応以上の反発”となる…!? - ドル円

著者:武市佳史
投稿:2023/11/30 11:10

◆ 米利回りはさらに低下 - “146円半ば”へ…


いわゆる“ストップロス”を絡めた動きは、昨日も続きました。

米10年債利回りが“さらに低下(→4.25%)”したこともあり、ドル円も“一段安(→146.664円)”を演じています。
もっとも前日までは“ドル最弱”という動きでしたが、昨日は主要通貨に対して“中くらいの弱さ”というのが実状といえます。
このため昨日は“円買い(戻し)”が優勢ということになりますので、冒頭で記したように“ストップロス”が継続したと見るのが自然といえそうです。

◆ 下げ要因多いが、“下げ過ぎ”…?


ただし短期金融市場で織り込まれた「2024年前半の利下げ確率:90%超」というのは、やはり“往き過ぎ”という見方に変化はありません。
このため“ストップロス一巡”ともなれば“相応以上の反発(巻き戻し)”となる可能性も、かなり高いという見方も変わっていないということになります。
そうなると問題は、どこで“下げ渋り(もしくは下げ止まり)”を示すことになるか…?

◆ 引き続き、テクニカル的には“いいところなし”だが…!?


“日足・一目均衡表の雲下限(本日は147.611円)”を割り込み、さらに“100日移動平均線(同147.074円)”をも一時下回ったという点を踏まえれば、テクニカル的には“いいところなし”と見るのが自然です。
ただ“ストップロス”は徐々に落ち着きを見せつつある印象が強い中、“次なる下値メド9/11安値(145.895円)”を窺うところまで発展することはあるか…?

“下げ止まり”を確認できたわけではありませんので楽観は禁物といえますが、やはり“ストップロス絡み”という認識をしっかり持ちながら、ことの成り行きを見極めたいところです。
そして“一巡”ともなれば、“相応以上の反発幅”をもたらしかねないということを期待しながら…。

◆ ドル円 抵抗・支持ライン

※ボラティリティが拡大していますので、いつもより値幅を拡大しています。

149.421(日足・一目均衡表先行スパン上限)
149.285(日足・一目均衡表基準線、週足・一目均衡表転換線)
149.094(ピボットハイブレイクアウト)
149.000(大台)
148.825(11/28高値)
148.569(11/22~11/28の61.8%戻し)
148.498(ピボット2ndレジスタンス)
148.324(日足・一目均衡表転換線)
148.206(11/22~11/29の50%戻し)
148.118(-1σ)
上値5:148.000(大台)
上値4:147.902(11/29高値)
上値3:147.842(11/22~11/29の38.2%戻し、ピボット1stレジスタンス)
上値2:147.611(日足・一目均衡表先行スパン下限)
上値1:147.327(20週移動平均線)
前営業日終値:147.214
下値1:147.074(100日移動平均線、大台)
下値2:146.854(-2σ)
下値3:146.664(11/29安値、ピボット1stサポート)
下値4:146.441(9/12安値)
下値5:146.000(大台、ピボット2ndサポート)
145.895(9/11安値)
145.380(ピボットローブレイクアウト)
145.000(大台)
144.573(週足・一目均衡表基準線)
144.441(9/1安値)

《10:45》

武市佳史
株式会社マネーパートナーズ チーフアナリスト
配信元: 達人の予想

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