チャートは強気形状に変化なし リバウンド相場継続
昨日の米国株式相場は上昇。ダウ工業株 30 種平均は 371.65 ドル高の 35462.78、ナスダック総合指数は 178.79 ポイント高の 14194.45 となった。また、時間外取引の日経平均先物(円建て)は 27385 円付近での推移。したがって、本日の日経平均は堅調スタートを想定。上値を試すものと思われる。
日経平均の日足チャートでは昨日、上ひげが出現。戻り売り圧力の強さを示唆しているが、強気形状に変化はない。リバウンド相場は継続しており、基本的には上方の窓を目指す展開。短期的には 700 円程度の上値余地がある。本日も買い先行から上値を試す動きとなりそうだ。
市場が気にしているのが、米金融政策の行方。今週末には米消費者物価指数(CPI)が発表され、米国のインフレ度合が明確になるだろう。これに対して FRB がどのように動くのか――ここが市場参加者の最大の関心事となる。
ただ、米長期金利は依然として年 1.9%台であり、加速的な上昇を見せているわけではない。依然として「低金利」の状態が続いており、これを過度に警戒する必要はないだろう。米CPI によっては米長期金利の低下もあり得る状況であり、「決め打ち」はしない方が良いだろう。むしろバラツキのある経済指標が発表されることによって、米金融引き締めが遅れる可能性だってある。株価にとっては追い風であり、投資家はとりあえずコレに賭けるしかないだろう。「米 FRB が後手を踏む可能性」―-これにベットするのだ。なので、投資家は「買いポジション」を持ったまま、相場が上昇基調を強めるのを待つ局面となる。
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