グロース株優位の展開 日経平均は上方の窓を目指す
昨日の米国株式相場は上昇。ダウ工業株 30 種平均は 171.66 ドル高の 33159.21、ナスダック総合指数は 233.24 ポイント高の 13400.11 となった。また、時間外取引の日経平均先物(円建て)は 29700 円付近での推移。したがって、本日の日経平均は堅調スタートを想定。上値を試すものと思われる。
米国株式市場ではハイテク株が物色されており、日本株もグロース優位の展開となりそうだ。成長株、IT・半導体株など次世代に活躍しそうな銘柄が上昇し、全体相場を牽引するだろう。
日経平均の日足チャートでは、上方の窓を目指す展開。昨日は長い上ひげが出現し、この窓を拒否する動きとなっていたが、本日、改めて埋める動きとなるだろう。
上ひげ突破となれば、これは「軸が上向き」に傾いている証拠。短期的にはボックス相場を描きやすいものの、このまま上昇突破の可能性が高いことを示唆している。投資家は引き続き「買いポジション」を持ちながら、この強気相場について行くしかない。
上昇の背景となっているのが、新年度相場入りで新規資金が入りやすいこと、ワクチン普及で経済の正常化が見込まれていること、あとは米大型インフラ投資が経済への刺激となることなどだろう。それに足元で円安が進んでおり、これもプラス材料だ。コロナ再拡大、金融不安など多くの悪材料はあるものの、これらを着実に織り込んでいる。「上昇したい」という強い意志が感じられる状況であり、投資家はこれに追随するしかない。今晩は米雇用統計、週末要因ということもあるが、ここは目をつぶるしかない。
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