NY株式市場(31日)3月ADP雇用統計は市場予想を下回る−マクロン仏大統領のコロナ会見を見極めへ
31日のニューヨーク株式市場でダウ平均はもみ合いスタートとなりそうだ。
ダウ平均は、日本時間4月1日午前3時頃に開かれる予定のバイデン大統領によるインフラ投資に関する演説の内容を見極めたいとの姿勢から積極的な買いが見送られやすいだろう。すでにインフラ投資計画には8年間で2兆ドル規模をあてる案や法人税率を21%から28%に引き上げる財源案などの演説内容は概ね伝わっていることから実際の具体策の中身を精査する必要があろう。
取引開始前に発表された3月のADP雇用統計は、51.7万人増と市場予想(55.0万人増)を下回ったことも買い手控えムードに繋がりそう。日本時間4月1日未明に開かれる予定のマクロン仏大統領に演説では、仏国内でコロナ感染者数が増加傾向にあることから全土的なロックダウンの発表も見込まれており、ニューヨーク株式市場では、世界的なコロナ感染の再拡大に対する警戒感も根強い寄り付きとなりそうだ。
ダウ平均は、前日安値(3万2988ドル)や節目の3万3000ドルを意識しながらバイデン大統領らの演説を待つ相場環境となろう。
ただ、米長期金利は落ち着きが見られることからハイテク株には追い風となりそうなほか、バイデン大統領によるインフラ投資演説でアメリカ景気の回復を後押しするようなサプライズが含まれていれば、ダウ平均の底固さに寄与しそうな1日となる。
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