しっかり、この上昇相場について行く
本日の日経平均は 57.00 円高の 29562.93 円で取引を終了した。朝方は軟調スタートとなったものの、その後は押し目買いが優勢。徐々に盛り返す動きとなった。ローソク足では4日連続の陽線となり、相場の強さを示唆。改めて買い意欲の大きさを示している。
市場全体は手掛かり材料が乏しかったものの、好業績を発表する銘柄には躊躇ない買いが入った。今期の利益を上方修正したトヨタは高値を更新。赤字決算を発表した日産自(7201)でも3%を超える大幅高となっている。好業績には素直に買い、業績悪にもアク材料出尽くしといった感じとなっており、市場は決算発表をおおむねポジティブに受け止めている。やはり「コロナ後の正常化」を見据えているようであり、底流にはそういった根強い期待感があるのだろう。
日経平均の日足チャートでは、「並び赤」が出現。「上昇相場のなかのちょっとした小休止」といった感じとなっており、トレンドに変化はない。むしろ適度な利食い売りをこなしていることで、需給はかなり良好。「次につながる相場」であるとも言える。投資家はひるむことなく、買いポジションで押し進めていきたいところ。
明日の東京株式市場は建国記念日で休場。明後日の相場を海外市場に委ねるわけだが、現時点で大きなイベントは存在していない。米追加経済対策への根強い期待、ワクチン後の経済正常化をにらんで、投資家が上値を買いやすい状況は続きそうだ。あとは長期金利の動向、同時に為替の動きとなるが、日銀の「政策転換」を現時点で先取りする動きにはなっていない。もうしばらくこの上昇相場が続く可能性があり、投資家はこの流れに必死についていくしかない。「予想外の高値」もあり得る状況となっている。
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