日経平均１万円奪回、東証１部の値上がり銘柄数は１２４４

　大引けの日経平均株価は245.05円高の10107.87円、TOPIXは14.67ポイント高の888.57ポイントで終了。東証1部の値上がり銘柄数は1244、値下り銘柄数は345。出来高は27億2769万株、売買代金は2兆509億円でした。

　米国では、来週のFOMCを控えてエネルギーの不足感が指摘されたものの、貿易赤字と新規失業保険申請者数の低水準が好感され、NYダウ・NASDAQともに上昇。日本では、アジア株高や円安などが買い安心感につながり、後場に入ってSQ値の9982.59円を上回って推移していることも好感され上げ幅を拡大。米系通信社により、ジムロジャーズ氏が「金より銀を保有したい。米国株には資金を投じない」とコメントしたことが話題になったものの、日経平均・TOPIXともに本日の最高値で取引を終了しました。

　日経平均プラス寄与度上位は、ファーストリテイリング <9983.T> 、京セラ <6971.T> 、ＴＤＫ <6762.T> 、ファナック <6954.T> 、信越化学 <4063.T> など。三菱UFJ証券がレーティング「１」でカバレッジを開始した野村ＨＤ <8604.T> 、ＵＢＳ証券がレーティング「バイ」を付与したテイエステック <7313.T> 、子会社がインフルエンザウイルスの撃退に役立つ菌体を確認したハウス食品 <2810.T> 、クレディスイス証券がレーティングを「アンダーパフォーム」から「アウトパフォーム」に格上げしたＮＴＮ <6472.T> 、ブリッジキャピタルによる追加取得などが伝わったＵＴホールディングス <2146.Q> 、1対200の株式分割と増配が好感されたワッツ <2735.T> 、PC版「Ａｍｅｂａなう」のサービス開始が材料視されたサイバーエージェント <4751.T> 、メリルリンチ証券が目標株価２０万円に設定したエンジャパン <4849> などが上昇しました。

　日経平均マイナス寄与度上位は、セブン＆アイＨＤ <3382.T> 、三菱ＵＦＪ <8306.T> 、日本ハム <2282.T> 、Ｊフロントリテイリング <3086.T> 、三洋電機 <6764.T> など。売上高下方修正と3期ぶりの営業赤字を発表したアプリックス <3727.T> 、営業損益をトントンから60億円の赤字に下方修正した三陽商会 <8011.T> 、メリルリンチ証券がレーティング「アンダーパフォーム」でカバレッジを開始したパソナＧ <2168.T> 、前期売上高を60億円から6億9000万円に下方修正したファンドクリエーション　<3266.Q>　、第３四半期決算発表で赤字幅拡大が判明したＡＣＣＥＳＳ　<4813.T>　、来週に公募価格決定期間入りを控える三菱ＵＦＪ　<8306.T>　などが下落しました。

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