NY株式市場(2日)米雇用統計で失業率は11.1%と市場予想ほど悪化せず–3連休を前にコロナ第2波との綱引き続く
2日のニューヨーク株式市場でダウ平均は強含みで取引が始まりそうだ。
取引開始前に発表された6月のアメリカ雇用統計で非農業部門雇用者数は、過去最大となる480万人の増加と市場予想(300万人増)を大きく上回る内容。失業率も11.1%と市場予想(12.3%)を下回る結果となった。いずれも市場予想を上回る改善を示したことから、新型コロナウイルスの第2波到来で雇用環境が再び悪化するとの警戒感が後退。アメリカ経済の回復期待を後押ししている。
2日のダウ平均は、寄り付きで節目の2万6000ドル台を回復して取引が始まりそうだ。ダウ平均の2万6000ドル付近から上のプライスゾーンには25日移動平均線(2万5995ドル)や20日移動平均線(2万6080ドル)、200日移動平均線(2万6260ドル)が待ち構えており、雇用環境の改善傾向を確認できたことから一気に長い陽線一本で上抜けてセンチメントが上向きのまま明日からの3連休に入りたいところだ。
ただ、アメリカ株式市場は、引き続き、景気回復期待と新型コロナの感染第2波に関するニュースフローとの綱引きが続いている。トランプ大統領の対中報復措置からも目が離せない。4日の独立記念日に開かれるイベントではトランプ大統領が演説を行うという。3連休を前にポジションをオーバーウィークしにくいことから週末の手仕舞い売りを吸収しなければならない1日となる。
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