17日のマザーズ先物は先週末比と同水準の828.0ptと変わらずとなった。高値は838.0pt、安値は824.0pt、取引高は1078枚。中東情勢の緊迫化に伴う原油相場の急騰を背景に、前日の米国市場は主要3指数そろって下落。日本市場もこうしたリスクオフムードを受けて寄り付きは売りが先行し、これが波及する形でマザーズ先物も朝方は売られる場面があった。しかし、一時1ドル=108円30銭台まで進んだ円安進行を背景に東証1部市場が底堅さを見せたことが個人投資家心理の支えにもなり、その後は、好決算銘柄や資本業務提携などの材料があった銘柄を中心に個別株物色が活発になり、マザーズ先物も上昇に転じた。一時、先週末の日中取引の終値比で1.0%超まで上げる場面もみられたが、しかし、その後は、日米の金融政策に関わる重要イベントの結果を見極めたいといった要因もあり、次第に利益確定売りが優勢へと転じ、大引けにかけては上げ幅を縮小していき、結局、先週末比と同水準で終わった。売買代金上位では、新たに漫画動画事業の開始を発表したエディア<3935>や、マクニカ・富士エレホールディングス<3132>傘下のマクニカとの業務提携を発表したKudan<4425>などが大きく上昇した。また、上期の営業赤字が会社計画より縮小したサンバイオ<4592>も上昇となった。一方で、そーせい<4565>やブシロード<7803>は軟調となった。
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